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VビームプリマとVビーム2の違いは?治療効果やダウンタイムを比較

コラム
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「VビームプリマとVビーム2の違いは?」
「Vビームは赤ら顔に効果があるの?」

 

顔の赤みが気になりレーザー治療を検討しているものの、さまざまなレーザー治療がある中で何が良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。本記事では、Vビームの治療効果やVビームプリマとVビーム2の違いを解説しています。

Vビーム治療がどのような症状の方に効果的なのかわかるため、最後までぜひご覧ください。

 

Vビーム治療とは?

Vビームは、レーザー照射により肌の赤みを治す治療法です。赤ら顔やニキビ跡の赤みなどに効果を発揮します。Vビーム治療の概要について以下の3点を解説します。

 

Vビームはレーザー治療の一種

Vビームは、シネロン・キャンデラ社製のレーザー機器です。595nmのパルス色素と呼ばれるレーザーを照射して治療します。照射され、血管内を流れる酸化ヘモグロビンに反応したレーザーが熱エネルギーになり、血管を破壊する仕組みです。

 

Vビームのレーザーは、不要な血管にのみ作用するため、正常な血管まで破壊してしまうことはありません。

 

従来の外科手術では、患部を切開し不要な血管を直接取り除くことから傷跡が残るなど肌へのダメージがありました。Vビーム治療が行われるようになってからは、患部を切開する必要がなくなり、治療を受けやすくなったといえるでしょう。

傷跡がほとんどなく、ダウンタイムを抑えられるVビームは、世界中のクリニックで使用されています。

▶ビームプリマの機能詳細はこちら

▶当院が扱っている医療機器の紹介はこちら

Vビームは赤ら顔に効果的

Vビームは赤ら顔治療に効果的です。Vビーム治療は、毛細血管の異常な拡張や増殖による肌の赤み治療に効果を発揮するためです。

Vビームで、不要な毛細血管を閉塞させることで、血流量が正常になり赤みが消えます。Vビームで治療できる主な赤みの症状は以下のとおりです。

 

  • 毛細血管拡張症
  • 酒さ
  • ニキビ跡の赤み
  • 老人性血管腫(赤ほくろ)
  • ケロイド

 

毛細血管拡張症は、何らかの原因により毛細血管が異常に拡張してしまう疾患です。酒さは、毛細血管拡張と共に「赤ら顔」とも呼ばれています。ニキビのように腫れたり、痛みを伴ったりすることがある疾患です。

ニキビ跡の赤みも、Vビームで治療できます。赤みが消えることでニキビ跡が目立たなくなるでしょう。

また、小ジワや肌のハリ、くすみなどの改善効果もあり美容面にも好影響です。

 

Vビーム機器は安全性が高い

Vビーム機器は安全性が高いため、安心して利用できるでしょう。Vビームは、厚生労働省の承認を得た医療機器です。アメリカにおいても、FDA(米国食品医薬品局)の承認を得ています。FDAとは医療機器や食品などの分野で消費者の安全性を確保するための機関です。日本の厚生労働省に近いといえます。

 

また、Vビームは単純性血管腫やいちご状血管腫など、赤ちゃんへの治療にも使われているほど、肌への負担が少ない治療です。レーザー照射と聞くと、痛みがあるのではと想像するかもしれませんが、心配いりません。Vビームには、DCD(ダイナミッククーリングデバイス)と呼ばれる、皮膚を保護するための機能が備わっています。

 

DCDは、レーザー照射のタイミングに同期して、照射直前に患部にー26℃の冷却ガスを吹き付けることで、痛みや腫れなどの副作用を抑えます。

 

Vビーム機器の種類

歴代のVビーム機器は以下の3種類です。

 

  • Vビーム(2010年)
  • Vビーム2(2016年)
  • Vビームプリマ(2020年)

 

1992年に「SPTL-1」という名称の最初期モデルが登場しました。その後1994年に「SPTL-1b」が登場し、2010年以降のモデルからVビームとなっています。Vビームとなってから波長が595nmとなり、より皮膚の深部や太い血管までレーザーを届かせることが可能になりました。

 

また、Vビームの初期型は、4つのサブパルスからレーザーが構成されていましたが、Vビーム2以降から、8つのサブパルス構成となっています。これにより、紫斑(内出血)などの副作用が、より抑えられるようになりました。

 

Vビーム2以降では、パルス幅の調整も可能となりました。パルス幅とは、レーザー1回ごとの照射時間のことです。パルス幅を調整することで、血管の太さなど患部に合わせ、より適切に施術できます。

 

VビームプリマとVビーム2の違い

VビームプリマとVビーム2の違いを以下に解説します。

 

  • 治療効果の違い
  • 料金の違い
  • 治療回数の違い
  • ダウンタイムの違い

 

治療効果の違い

VビームプリマとVビーム2の治療効果の違いは以下のとおりです。

 

機種名 登場年 最大スポット口径 最大出力
Vビーム2 2016年 12mm 10J
Vビームプリマ 2020年 15mm 40J

 

Vビームプリマでは、最大出力がアップし、より強力なアプローチが可能です。

また、Vビーム2よりも最大口径が拡大されたことで、より肌の深部までレーザー照射可能となりました。さらに、広範囲の治療においても効率良く治療でき、照射回数が減ることから痛みも軽減されます。Vビームプリマでは、口径が0.5mm間隔での微調整も可能となり、患部の大きさに合わせ適切な照射範囲で施術可能です。

 

料金の違い

VビームプリマとVビーム2の料金の違いを比較します。当院のVビームプリマの料金とVビーム2施術の自由診療の料金目安は以下のとおりです。

 

照射範囲 Vビームプリマ料金 Vビーム2料金
全顔 33,000円 22,000〜33,000円
両頬 27,500円 22,000〜26,400円
22,000円 12,000〜19,000円
鼻下のみ 11,000円 5,500〜11,000円

 

VビームプリマとVビーム2による料金の大きな違いはないといえるでしょう。

格安な料金表示のクリニックもありますが、医師以外による施術によるため低料金となっている場合があります。また、複数回のパック料金で、初回のみ格安なこともあるため、よく内容を確認することが大切です。医師による施術の方が、より適切に治療できるため、効果が期待できるでしょう。当院は、医師による施術を行っています。

 

▶当院の料金表はこちら

治療回数の違い

VビームプリマとVビーム2の治療回数の違いは以下のとおりです。

 

症状 Vビームプリマでの治療回数 Vビーム2での治療回数
毛細血管拡張症 2〜3回 1〜5回
赤いニキビ跡 5回以上 3〜8回
ケロイドの赤み 5回以上 2〜10回
老人性血管腫 2〜3回 1〜2回

上記は、あくまで目安となります。Vビームプリマの方がやや少ない場合があるものの、症状による違いが大きく影響するといえるでしょう。

また、同じ症状でも治療の効果には個人差があり、治療回数は違ってきます。

 

ダウンタイム・副作用の違い

VビームプリマとVビーム2のダウンタイムや副作用に違いはありません。一般的なVビーム治療のダウンタイム・副作用は以下のとおりです。

症状 期間
痛み 数時間〜2日程度
赤み 数時間〜2日程度
腫れ 数日〜1週間程度
内出血 1〜2週間程度
かさぶた 1〜3週間程度
水疱(すいほう) 2〜3週間程度
炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく) 数ヶ月〜6ヶ月程度

Vビーム治療において、必ずしも上記全ての副作用がでるわけではありません。副作用の多くは、赤みや痛みが多少出る程度です。

 

また、副作用には個人差があるため、心配な点は診察時に医師によく聞いておくと良いでしょう。

 

Vビーム治療の流れ

VビームプリマとVビーム2の治療の流れは基本的に同じです。Vビームの治療の流れは以下のとおりです。

 

  • 診察:診察により、Vビームによる治療が必要であるかどうかも含め、適切な治療法を検討します。
  • 施術準備:施術は素肌の状態で行うため、当日はメイクや日焼け止めは落としましょう。必要に応じクリーム麻酔を塗布し、15〜30分程度待ちます。
  • 施術:レーザーを照射します。冷却ガスを吹き付けながら施術するため痛みはほとんどありません。施術は1〜10分程度で完了です。
  • アフターケア:必要に応じ軟膏を塗布し、医師から施術後の説明を受けて帰宅となります。入浴やメイクは基本的に施術当日から可能です。帽子を被るなど患部への紫外線対策を行い、患部を擦るなどの直接的な刺激は避けましょう。

 

まとめ

Vビームプリマは、Vビーム2より照射口径が大きくなり、広範囲でも効率良く施術できます。また、より深い層までレーザーをしっかり届けられるようになりました。

副作用や施術の流れは変わらず、Vビームプリマでも料金が大きく変わることもありません。

当院では、Vビームプリマを使って施術しているため、Vビームプリマでの施術を希望されている方はぜひご相談ください。

あざ治療をご希望の方は、
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