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Vビームで赤いニキビ跡はどのくらい治る?必要な治療回数や期間を徹底解説

コラム
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「Vビームで赤いニキビ跡がどれくらい治るのか?」

「必要な治療回数や期間はどれくらい?」

Vビームでニキビ跡の治療を検討している方に、上記の疑問はないでしょうか。赤いニキビ跡の治療にVビームは効果的です。

本記事では、Vビームによるニキビ跡治療の効果や、治療にかかる時間・料金を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

ニキビ跡の種類

ニキビ跡は、症状によりいくつかの種類に分かれます。

 

種類 特徴
赤み(炎症後紅斑) ニキビの炎症が治まった後も赤みが残る状態。
色素沈着 炎症によるメラニンの増加で、赤黒や茶色のシミのように見える。
凹み 炎症が皮膚の深くまで及び、クレーター状の凹みができる。
しこり 皮膚が盛り上がった状態で、コラーゲンが過剰に生成されたことが原因。

ニキビ跡は一種類だけでなく、複数の症状が併発することもあります。そのため、自分の症状に適した治療法を選ぶことが大切です。

 

ニキビ跡ができる原因

ニキビ跡ができる主な原因は、ニキビによる炎症や肌のターンオーバーの乱れです。

 

炎症による影響

ニキビができて肌に炎症が起こると、患部を修復しようとして毛細血管が増殖します。毛細血管が増えることで血流が増加し、皮膚が赤く見えるようになります。これが赤いニキビ跡の主な原因です。

また、炎症から肌を守ろうとしてメラニンが多量に分泌されることがあり、これが色素沈着の原因になります。

 

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことで、通常28日周期で新しい細胞と入れ替わります。ターンオーバーが正常に行われていれば、肌のダメージも自然と修復されます。

しかし、炎症のダメージが深くまで及ぶと、ターンオーバーが乱れ、正常な皮膚の再生が難しくなります。その結果、赤みや色素沈着が長期間残る原因となります。

このように、ニキビ跡の改善には、炎症を抑えるだけでなく、肌の回復をサポートする治療が必要です。

 

Vビームによるニキビ跡の治療効果

Vビームは、赤いニキビ跡に高い効果を発揮するレーザー治療です。ここでは、Vビームによる治療効果や、どの程度改善が期待できるのか、治療に必要な回数について解説します。

 

赤いニキビ跡に効果的

Vビームは、赤みの原因となる毛細血管に直接作用し、過剰に増えた毛細血管を破壊することで、赤みを軽減します。

また、Vビームには皮脂の分泌を抑える作用やアクネ菌の殺菌効果もあり、進行中のニキビを抑える働きもあります。ただし、Vビームは主に赤みの治療に特化しているため、色素沈着や凹みの改善には向いていません。これらの症状には、ピコシュアなどの別の治療が適しています。

 

どれくらい治るのか

Vビームによるニキビ跡の治療効果は、症状の程度によりますが、目立たない程度まで赤みを抑えられます。特に、炎症が軽度な場合は、赤みがほとんどわからないほどまで改善するケースも多いです。

一方で、繰り返し炎症を起こしている部位や、長年残ってしまった赤みは、一度の施術では完全に消えないことがあります。それでも、施術を重ねることで、徐々に赤みが改善していきます。

 

治療に必要な回数

Vビームによるニキビ跡の治療回数の目安は、3〜5回程度です。1回の施術で完全に治ることはほとんどなく、多くの場合、複数回の施術が必要になります。

炎症によるダメージが大きい場合は、5回以上の治療が必要になることもあります。施術間隔は約1ヶ月空けるため、治療完了までの期間は約半年程度を見込んでおくと良いでしょう。

 

Vビーム治療のダウンタイム・副作用

Vビーム治療を受けるにあたり、ダウンタイムや副作用について事前に知っておくことが大切です。ここでは、施術後に起こりうる症状や回復までの期間を解説します。

 

症状 回復までの期間
赤み・痛み 数時間〜3日程度
むくみ・腫れ 2〜7日程度
かさぶた・水疱 強めのレーザー照射で、まれにできることがあるが1〜3週間程度で治る
内出血 レーザーを強めに照射したときにできることがあるが1〜2週間程度で落ち着く
色素沈着・色素脱失 体質によりできることがあるが3〜6ヶ月程度でもとに戻る

 

施術後の注意点

Vビーム治療後は、以下の点に注意して生活することで、副作用を最小限に抑えることができます。

 

  • 施術当日は、長時間の入浴やサウナは避ける。
  • 患部を強くこすらない。
  • 紫外線対策を徹底し、日焼けしないようにする。
  • 赤みや腫れが気になる場合は、冷やすと軽減できる。

 

施術後の赤みや腫れは一時的なものであり、ほとんどの場合、数日で落ち着きます。異常を感じた場合は、すぐに医師に相談してください。

 

Vビームプリマの特徴

Vビームプリマは、従来のVビームシリーズよりも改良され、肌への負担が少なく、施術時間が短縮された最新機種です。ここでは、Vビームプリマの特徴を解説します。

 

肌への負担が少ない

Vビームプリマは、冷却機能の向上により施術時の痛みや炎症を軽減し、肌への負担を最小限に抑えています。

また、一度に広範囲へ照射できるため、レーザーを当てる回数が少なくなり、肌への刺激を減らすことができます。さらに、照射時間の調整が可能になり、過剰な照射を避けることができるため、より安全に治療を受けることができます。

 

施術時間が短い

Vビームプリマは、従来の機種より高出力化され、より深い層にまでレーザーを届かせることが可能になりました。これにより、少ない照射回数で効率よく治療ができ、施術時間の短縮につながっています。

 

信頼性が高い機器

Vビームは、厚生労働省およびアメリカのFDA(米国食品医薬品局)の認可を受けた信頼性の高い医療機器です。

また、Vビームシリーズは1990年代から改良を重ねてきた実績があり、単純性血管腫やいちご状血管腫などの赤あざ治療にも用いられるほど、安全性と効果が確立されています。

当院では、最新機種のVビームプリマを導入し、ニキビ跡治療だけでなく、あざや赤ら顔の治療にも対応しています。

▶関連記事『当院の機器紹介』

 

Vビーム治療の注意点

Vビーム治療を受ける際には、施術後のケアや適応条件について理解しておくことが重要です。ここでは、Vビーム治療の注意点を解説します。

 

施術後の注意点

Vビーム治療後は、以下の点に注意して生活しましょう。

 

  • 施術当日は長時間の入浴やサウナを避ける
  • 施術部位をこすらない・強い刺激を与えない
  • 紫外線対策を徹底し、日焼けを避ける
  • 赤みや腫れが気になる場合は、保冷剤などで冷やすと症状が軽減できる。
  • 肌が乾燥しやすくなるため、保湿をしっかり行う

 

施術後の症状として、赤みや腫れが一時的に発生することがありますが、通常は数日以内に落ち着きます。気になる症状が続く場合は、医師に相談しましょう。

 

Vビーム治療を受けられない方

以下の方は、Vビーム治療を受けることができません。

 

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 強い日焼けをしている方
  • 日光過敏症の方
  • てんかん発作を持つ方
  • ペースメーカーを装着している方

 

これらの条件に該当する場合は、安全のためVビーム治療は避ける必要があります。判断に迷う場合は、医師に相談しましょう。

 

Vビームのニキビ跡治療は何科?

Vビームのニキビ跡治療は、皮膚科および形成外科で受けることが可能です。ただし、すべての医療機関でVビームを取り扱っているわけではないため、治療を希望する場合は、事前にクリニックへ確認することをおすすめします。

 

クリニック選びのポイント

Vビーム治療を受ける際に、以下の点をチェックしておくと安心です。

 

  • Vビームの最新機種「Vビームプリマ」を導入しているか
  • 医師がVビーム治療の実績を持っているか
  • ニキビ跡治療だけでなく、赤ら顔やあざの治療にも対応しているか

 

Vビームの歴史は1990年代に開発された「SPTL-1」から始まり、Vビーム → VビームII → Vビームプリマへと進化してきました。現在、最も高性能なVビーム機種はVビームプリマです。

当院では、最新機種であるVビームプリマを使用し、赤ら顔やあざの治療を専門的に行っています。ニキビ跡治療に関しても多くの症例を手がけており、一人ひとりに最適な治療プランをご提案します。

 

Vビーム治療の料金

Vビームによる赤いニキビ跡の治療は自由診療(保険適用外)となります。Vビーム治療で保険適用となるのは、赤あざや毛細血管拡張症などの症状に限られます。

 

保険適用と自由診療の違い

 

保険適用となる疾患 自由診療となる疾患の例
・毛細血管拡張症
・単純性血管腫
・乳児血管腫(いちご状血管腫)
・酒さに伴う赤ら顔
・老人性血管腫
・ニキビ跡の赤み
・ケロイドなどの傷跡

保険適用の対象かどうかは、医師の診察によって判断されます。

 

Vビーム治療の料金

当院でのVビーム治療の料金例は以下の通りです。

 

照射範囲 料金(税込)
全顔 33,000円
両頬 27,500円
22,000円
鼻下のみ 11,000円

Vビームの料金は照射範囲によって異なります。また、症状によっては複数回の治療が必要になるため、総額は個人差があります。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
▶関連記事『Vビームプリマについての詳細』

 

▶当院の料金表はこちら

まとめ

Vビームは赤いニキビ跡の治療に効果的なレーザー治療です。赤みの原因となる毛細血管を破壊し、徐々に目立たなくすることができます。

治療効果には個人差がありますが、3〜5回程度の施術を受けることで、赤みを大幅に軽減できます。施術は1ヶ月ごとに行われるため、治療期間は半年程度を見込んでおきましょう。

ただし、色素沈着やニキビ跡の凹みにはVビーム以外の治療が必要です。当院では、ピコシュアなど他の治療機器も完備しており、症状に応じた適切な治療をご提供できます。

Vビームは、厚生労働省と米国FDAの認可を受けた信頼性の高い医療機器であり、安全性が確立されています。

当院では、最新のVビームプリマを導入し、ニキビ跡治療をはじめとする赤み治療を専門的に行っています。経験豊富な医師が診察し、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案します。

赤いニキビ跡にお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。

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