【症例解説】眼の上の太田母斑|PICOレーザー治療
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太田母斑は顔にある青あざで、生まれつきあるものや幼少期に出てくるものがあります。
レーザーが著効するあざのひとつで、比較的きれいに消すことができます。赤ちゃんの時期にレーザー治療を行うことをお勧めしていますが、眼の上にあるものは眼の中にレーザー光が入り失明の危険性があるため、全身麻酔でプラスチックのコンタクトを入れ、眼を保護して照射する必要があります。そのため眼の周りのみ、大人になってから照射される方も少なくありません。
今回は大人の眼の上の太田母斑に対し、当院でレーザー治療した症例をご紹介します。
【20代女性】太田母斑のPICOレーザー治療
幼少期からある眼の上の太田母斑に対してPICOレーザーを用いて治療を行いました。
照射前
眼の上に、青みのある褐色調のあざがあります。
1回照射3ヶ月後
青みは目立たなくなりましたが、まだ褐色斑が目立ちます。
3回照射3ヶ月後
かなり薄くなりました。ここまで薄くなるとメイクなども楽になってくるかと思います。
4回照射3ヶ月後
さらに薄くなっています。パッと見ただけではあざがあることがわからないほど薄くなっています。
施術名 使用したレーザー |
PICOsure |
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説明 | 太田母斑に対するPICOレーザー治療 |
副作用 | 赤み、痛み、水疱、かさぶた、炎症後色素沈着、炎症後色素脱失 |
料金 | 税込み約10,000円前後/1回照射(保険適応) |
今回の症例のように、1回の照射ではあまり変化を感じなくても、何度か照射することで確実に薄くなっていることを実感できるかと思います。青あざ、特に目の上は痛みを感じやすいため、麻酔のテープを用いて照射します。
腫れも出やすく、3、4日ほどは腫れて、内出血を伴うこともあります。照射の当日から洗顔は可能ですが、お化粧は1週間は控えていただきます。
生まれつきの青あざの治療を検討されている方の参考になりましたら幸いです。
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