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【深堀り解説】扁平母斑(いわゆる茶あざ)の原因について

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妊娠を経て、やっと授かった小さな生命。愛おしいわが子の成長を感じることは何にもかえがたい幸せですよね。
 
自分のことを目で追ってくれるようになった、寝返りができるようになった、よく笑うようになった、どの瞬間も親にとってはかけがえのない喜びです。
 
一方で、赤ちゃんのちょっとした身体の変化や他の赤ちゃんとの見た目のちがいに気付き、大小さまざまな不安を抱くことも少なくないでしょう。
 
そして身体にできた”あざ”も例外ではありません。
当院には、お子さまの身体にあざを見つけ、不安を抱えながら来院される方が多くいらっしゃいます。
 
あざにたくさんの種類があり、その中でも『扁平母斑』いわゆる”茶あざ”の相談が最も多くなっています。
 
『待望の女の子を授かった‼︎でも顔に茶色のあざがある…なぜできたんだろう…』
『生まれた時にはあまり気にならなかった腕のあざが最近になって色が濃くなってきた気がする…』
『顔と首のあざが増えている…原因は何なのだろうか…』
 
このような不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
今回は、身体にできた扁平母斑の原因について、専門的な立場から少し掘り下げて解説してまいります。
原因を知ることが不安を解消する大きな第一歩に繋がります。
 
お子さまあるいは自分自身の身体に茶あざができて不安を抱いている方、治療しようかどうか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。
 

このページでわかること

  1. 扁平母斑はメラノサイト系細胞に原因がある

  2. 扁平母斑は先天性と遅発性がある

  3. 扁平細胞に関連するあざについて

扁平母斑は健常人の10人に1人の割合でみられる

扁平母斑は、皮膚に茶色のあざができる病気のことで、健常人の約10%にみられます。
10人に1人の割合でみられるため、決してめずらしい病気ではありません。
男女比に差はなく、手のひらや足の裏をのぞいて身体のどこにでも発症するといわれています。
 
また、通常身体の1箇所にできることが多いとされていますが、3〜4箇所に発症することもあります。
 

扁平母斑の原因はメラノサイト系細胞にあった

扁平母斑の原因となるのは、私たちの皮膚に存在する”メラノサイト”という細胞です。
メラノサイトは、皮膚や毛髪、瞳の色を構成する黒色の色素である”メラニン”を作る役割があり、別名”メラニン生産工場”ともいわれています。
 
そして、このメラノサイトが作るメラニンの量が多ければ肌の色が黒くなり、逆に量が少なければ肌が白く見えるというメカニズムです。
 
扁平母斑によって皮膚の一部が茶色に見えるのは、このメラノサイトの異常が原因です。
 

メラノサイトは表皮の一番下の層、基底層というところに存在しています。

基底層に存在するメラノサイトが、なんらかの原因で活発になり、メラニン色素を産生するため茶色いあざができます。
どのようなメカニズムでメラノサイトが活性化してしまうのか、原因ははっきりとわかっていません。
 

遅発性の扁平母斑の原因は外傷ではない

扁平母斑は生まれつきみられる”先天性”がほとんどですが、中には思春期頃になってから発症する”遅発性”もあります。
 
また、遅発性の場合「擦り傷などの外傷のあとにあざができたのではないか。」と相談を受けることがありますが、外傷が原因となり扁平母斑を発症することはありません。
 
外傷が原因となってできるあざは、”外傷性色素沈着”といって、怪我が治ったあとの皮膚が黒色に変色してしまった状態のことを指し、扁平母斑とはまったく異なるものになります。
 

扁平母斑が原因で皮膚癌にはならない

皮膚がんにはいくつか種類がありますが、先天性・遅発性ともに扁平母斑が悪性化することは通常ありません。
 

扁平母斑に関連するあざとその原因について

カフェオレ斑

海外では扁平母斑をカフェオレ斑と呼びます。
海外でいう扁平母斑は、薄茶色のあざの中に小さなホクロのような濃い茶色の斑が散在しているものを言います。
 
日本では扁平母斑とカフェオレ斑はほぼ同義ですが、主に遺伝疾患であるレックリングハウゼン病などにみられる色素斑をカフェオレ斑といいます。
 

ベッカー母斑

思春期以降の主に男子に多くみられることが特徴的です。肩から胸部にかけて毛を有する遅発性の扁平母斑をベッカー母斑とよびます。
 
原因は先天性の扁平母斑と同様、メラニン色素の増加により発症します。
レーザー治療の効果は扁平母斑よりも高い傾向があります。
 

表皮母斑

新生児1000人に1人の割合で発症する茶色のあざです。
 
扁平母斑が平面なのに対し、表皮母斑は膨らみをもっており限局型・広範型・炎症型の3タイプに分類されます。
その原因は不明であり、治療方法も扁平母斑とは異なります。
 
※いずれにしても、専門医による視診や問診、場合によっては複数の検査によって診断が下され、それぞれ最適な治療を選択する必要があります。
 

まとめ

このページのまとめ

  1. 扁平母斑の原因はメラノサイト系細胞の異常によるもの。<br /> メラノサイトがなんらかの原因で活発になり、メラニンの量が増えることで皮膚の一部が茶色く変色してしまう。

  2. 扁平母斑のほとんどは先天性であるが、中には思春期意向に発症する遅発性のものがある。<br /> 遅発性の場合でも外傷が原因で扁平母斑を発症することはない。<br />

  3. 皮膚がんにはいくつかの種類があるが、先天性・遅発性ともに扁平母斑が悪性化することは通常ない。

  4. 扁平母斑によく似たあざとしてカフェオレ斑とベッカー斑がある。いずれも皮膚の一部が茶色く変色する原因やメカニズムは扁平母斑と同様である。一方で表皮母斑は一見似ているに見えるが原因は不明であり、治療も異なることから専門医による診断および治療が必要である。


 
今回は扁平母斑の原因について専門的な立場から少し深堀をして解説してまいりました。
どの疾患にもいえることですが、原因を知ることで不安が和らぎ、治療の第一歩となります。
 
また当院では、患者さまの気持ちに寄り添った治療を第一に掲げて診療を行っていますので、ぜひ気軽にご相談ください。

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