青色母斑
青色母斑
目次
青色母斑について
青色母斑は青あざの一種で、私たちによくできる通常の「ほくろ」よりも青色が強くなることが症状として挙げられます。
あざの大きさは1㎝以下であることが多く、硬い盛り上がりがあることが特徴で、手の甲や足の甲、顔や背中など非常に広い範囲で発症します。
ほとんどの場合は悪性化することはありませんが、まれに大きさが1㎝を超えると細胞増殖型青色母斑というものになります。
こちらは少しずつ大きくなっていき将来悪性化する可能性があります。
放っておくとリンパ節転移を引き起こす場合もあるので、少しでもおかしいと感じたらクリニックにて診察を受けるのが先決です。
太田母斑・異所性蒙古斑との違い
太田母斑や異所性蒙古斑も青あざの一種です。
主な違いとしては、あざのできる部位と状態の2つに分かれます。
▼関連記事:異所性蒙古斑について
▼関連記事:太田母斑について
あざのできる位置
まずは、あざのできる位置についてです。
青色母斑は手の甲や足の甲、顔や背中にできる傾向があります。
対して太田母斑はまぶたや頬、側頭部、額、鼻、耳、くちびるのあたりなど三叉神経領域に出る青あざで知られており、異所性蒙古斑はおしりや腰以外の部位にできることが多いです。
ちなみに蒙古斑自体はおしりや腰に現れることが多く、青あざ自体は体のどこにでもできるものになっています。
あざの状態
次にできたあざの状態についてです。
青色母斑は大きさが1㎝以下であることが多く、硬い盛り上がりがあることが特徴です。
また、色が濃いことからほくろに似ているとおっしゃられる方が多いです。
対して太田母斑・異所性蒙古斑(蒙古斑)は平たいあざとなっており大きさも小さいものから大きいものまでまちまちです。
あざのできる場所や見た目で大まかに見分けることができますが、正しい診断を受けるためにも1度クリニックにて診断を受けるのが先決です。
青色母斑ができる原因
青色母斑は、青色母斑細胞(メラニン)が増殖することを原因として発症します。
またあざの色が濃く見えるのは、メラニンが皮膚の奥で色素を作り出しているからです。
しかし、なぜ青色母斑というものが出現するのかというのは未だ明らかになっていません。
青色母斑の治療方法
あざの大きさが1㎝以下である場合は、悪性化する心配がないのでそのままにしておいても大丈夫ですが、自然に消えることはないためその場合はレーザーを用いて治療をします。
治療中の痛みは、輪ゴムではじいたような感覚です。
痛み対策として、麻酔クリームやテープを施しております。
また、ある程度年齢を重ねた後に外科的手術で切除を行うこともあります。
切除手術を行う場合は、局所麻酔で切除を行い、その後は細い針や糸で縫合を行います。
切除から縫合の時間は平均で3~10分程度で完了し、術後1週間程度で抜糸します。
治療後の副作用や術後の注意点
レーザー治療を行う場合は、合併症で色素沈着などが生じる可能性もゼロではありません。
したがって、治療後に2週間ほど軟膏による治療と紫外線ケア等を行う必要があります。
また、切除手術を行った場合は青色母斑を切除した後に、細いしわのような手術痕が残る可能性があります。
術後には、2週間は処方される軟膏を塗ってガーゼ保護をする必要がある他、状態によっては追加で軟膏治療や紫外線ケアを行いますので、医師の指示に従いましょう。
青色母斑の治療費用
赤ちゃんのあざは保険適用となります。
また大阪市の助成金の適用を受けることにで、より負担を減らしての治療が可能となります。
詳しくは医師までご相談ください。
青色母斑は治療が可能
青色母斑は自然に消えることはないので、心配になってしまいますよね。
ほくろと似ているため、クリニックに行くべきか悩んでしまうこともあるかと思います。
しかし青色母斑をはじめ、お子様の青あざはレーザーによる治療が可能です。
当クリニックではまずはあざの状態を診て、治療を進めています。
困ったらクリニックへお越しください
お子さんのあざは、自分のこと以上に心配になります。
当クリニックではそんな親御さんの心配が少しでも和らぐよう的確な治療・ケア・アドバイス等を行っています。
ぜひ、クリニックにいらしてみてください。
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