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【ドクターブログ】おしりにあるもうこはん、消える?消えない?

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蒙古斑(もうこはん)

生まれつきお尻にある青あざを蒙古斑(もうこはん)といい、濃淡、大小の差はありますが日本人のほぼ100%にみられます。
「もうこはんは大きくなると消えるから放っておいても大丈夫」とよく言われますが、実際は消えないものもあり、大人になってから治療を希望される方もいます。

 

消えないものの特徴としては、色が濃いもの、お尻の横にあるもの、お尻以外にできたもの(異所性蒙古斑)があげられます。お尻全体の広範囲に蒙古斑があったとしても、色が薄ければ跡形もなく消えるため心配はいりませんが、たとえ小さくても色の濃いものや場所によっては残る可能性があります。成長とともにある程度は薄くなりますが、10歳くらいまで残っているものは大人になってからも消えることはありません。

 

 

しかも、赤ちゃんの時に治療をすればほぼきれいにとることが出来ますが、大人になってからの治療だと、茶色く色素沈着が残る可能性が高いです。そのため、治療を開始する時期が大事になります。

 

また、消えるものなのか、消えないものなのか、の見極めも大切です。必ず消えます、消えません、というのは正直なところ難しい場合もあるのですが、消えにくいもののポイントはいくつかあるため、総合的に判断しています。受診された方全員に治療を行うわけではありません。消える可能性がある方は経過観察のみを行うこともあります。

 

当院では、蒙古斑、異所性蒙古斑にピコシュアというレーザーを用いて治療を行っています。
熱の影響を受けにくいため、やけどなどのリスクが軽減され、炎症後の色素沈着を起こしにくいレーザーです。
青あざのレーザーは痛いです。不要な痛い治療を行わなくていいように、親御さんが納得して治療を受けていただけるように、心がけています。

 

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