毛細血管拡張症は自分では治せない!?今できる4つのこと
顔の赤みや赤ら顔が気になり、「自力で治せないのか」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。毛細血管拡張症は、毛細血管が広がったまま戻らなくなることで起こる症状で、一時的な赤みとは異なり自然に改善することはほとんどありません。スキンケアや生活習慣の見直しで悪化を防ぐことはできますが、根本的に改善するには適切な治療が必要です。
本記事では、毛細血管拡張症の原因や症状、自力でできるケアとその限界、さらに効果的な治療方法について詳しく解説します。顔の赤みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
毛細血管拡張症は自力で治せる?
「毛細血管拡張症を自力で治したい」と考える方は多いですが、結論からいうと自力で治すことはできません。
毛細血管拡張症は、毛細血管が拡張したまま元に戻らなくなる状態で、構造そのものが変化しています。スキンケアや生活習慣の改善で赤みの悪化を防ぐことはできますが、血管自体に作用する効果はありません。根本的な改善には、レーザー治療が必要です。
そのため、まずは「自力でできること」と「できないこと」を正しく理解することが重要です。
毛細血管拡張症とは
毛細血管拡張症とは、毛細血管が何らかの原因で拡張したまま元に戻らなくなり、皮膚から透けて見えることで顔に赤みの症状が現れる状態のことです。
特に頬や鼻など、毛細血管が多く集まっている場所にできやすい傾向があります。一度拡張した毛細血管は自然に戻ることはなく、放置しても改善しないケースがほとんどです。
一時的な赤みや、ニキビなどの炎症による赤み、自然に消えた赤みなどの場合は、ほかの疾患の可能性があります。
【タイプ別】毛細血管拡張症の症状
毛細血管拡張症の症状は、見え方によって以下の5つのタイプに分類されます。
・単純型(線状型):枝分かれがない一本の線のように見える
・樹枝状型:枝分かれした血管が透けて見える
・クモ状型:赤みが中心から網目状に広がる
・丘疹型:軽い盛り上がりを取り囲むように毛細血管の拡張がみられる
・紅斑型:丘疹型と樹枝状型の混合型で、一本一本の血管が確認できない
見た目だけでは判断が難しい場合もあるため、正確な診断には専門医の診察が必要です。
毛細血管拡張症の原因
毛細血管拡張症の要因は、大きく「体質によるもの」と「生活習慣によるもの」の2つに分けられます。
| 毛細血管拡張症の原因 | ||
|---|---|---|
| 分類 | 要因 | 原因 |
| 体質によるもの | 遺伝 | もともと皮膚が薄い場合、毛細血管が透けて見えやすくなる |
| 体質によるもの | 加齢による変化 | 皮膚のハリが低下し、血管が目立ちやすくなる |
| 体質によるもの | 女性ホルモンの影響 | 血管が拡張しやすくなり、赤みが出やすくなる |
| 生活習慣 | 寒暖差 | 血管の収縮・拡張を繰り返し、戻りにくくなる |
| 生活習慣 | 紫外線 | 血管や皮膚にダメージを与え、拡張を促す |
| 生活習慣 | 飲酒・香辛料 | 血流がよくなり、毛細血管が拡張しやすくなる |
| 生活習慣 | ストレス | 自律神経が乱れ、血流が不安定になる |
| 生活習慣 | 摩擦などの刺激 | 肌への刺激で血管が拡張しやすくなる |
なお、毛細血管拡張症は女性に多く見られる症状です。女性ホルモンが多く分泌される妊娠・出産時には、胸・首など全身に症状が広がることがあります。また、女性ホルモンが配合された薬を服用している場合も、似たような症状が起こることがあります。
悪化を防ぐためのケア方法
毛細血管拡張症は自力で治すことはできませんが、症状の悪化を防ぐことは可能です。日常生活では、以下の点に注意しましょう。
1. 紫外線対策を徹底する
紫外線は毛細血管にダメージを与え、赤みを悪化させます。外出時は、日焼け止め・日傘・帽子などを活用し、必ずUV対策を行いましょう。
保湿をしっかり行う
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなります。また、アルコールには血管を拡張する働きがあるため、スキンケアに使用する化粧品はアルコール成分が含まれていないものを選びましょう。
摩擦や刺激を避ける
肌に強い刺激を与えると、症状が悪化する可能性があるため、以下の行動は控えましょう。
・強くこする洗顔
・頻繁な鼻かみ
・熱すぎるお湯での洗顔
肌への負担を最小限に抑えることが大切です。
生活習慣を見直す
毛細血管拡張症の悪化を防ぐためには、生活習慣を見直すことも重要です。以下の点を意識しましょう。
・飲酒を控える
・香辛料などの刺激物の摂取を減らす
・睡眠をしっかり取る
血流の急激な変化を防ぐことが大切です。
毛細血管拡張症を放置するリスク
毛細血管拡張症を放置すると、以下のようなリスクがあります。
・赤みが慢性化する
・赤ら顔が目立ちやすくなる
・症状が広がる可能性がある
症状が進行すると、治療回数が増えたり、改善までに時間がかかったりする場合があります。初期の段階で対処することで、肌への負担を抑えながら効率的に改善できる可能性が高くなります。気になる症状がある場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。
毛細血管拡張症の治療方法
毛細血管拡張症の治療で一般的なのは、レーザー治療です。レーザーは血液中のヘモグロビンに反応し、拡張した毛細血管を破壊することで赤みを改善します。
当院では、VビームPrimaを使用して治療を行います。赤い色素のみ反応するため、周囲の皮膚の正常な細胞を傷つけるリスクもほとんどありません。また、冷却機能が備わっているため、痛みや火傷などの合併症を抑えた安全な治療が可能です。
なお、毛細血管拡張症を根本から治す市販薬はありません。ただし、酒さなどの炎症を伴う場合は、医療機関で外用薬や内服薬が処方されることもあります。
自己判断で薬を使用すると、症状が悪化する可能性があるため、必ず専門の医療機関に相談しましょう。
Vビーム治療の保険適用・自由診療の対象となるケース
Vビーム治療は、症状や診断内容によって保険適用か自由診療かが決まります。主な対象は以下のとおりです。
| Vビーム治療の対象となるケース | |
|---|---|
| 保険適用 | 自由診療 |
| ・毛細血管拡張症 ・単純性血管腫 ・いちご状血管腫 |
・酒さ ・老人性血管腫 ・ニキビ跡の赤み |
上記のように、毛細血管拡張症は保険適用(3割負担)で治療できる場合があります。一方で、見た目が似ている酒さなどは自由診療となるため注意が必要です。
なお、保険適用の可否は症状の程度や種類によって異なり、最終的には医師の診断によって判断されます。保険での治療をご希望の方は、まず専門医にご相談ください。
治療を検討すべきケース
以下に当てはまる場合は、セルフケアだけでは改善が難しいことが多いため、医療機関での治療を検討することをおすすめします。
・赤みが長期間続いている
・セルフケアで改善しない
・赤ら顔が気になる
・症状の範囲が広がっている
毛細血管拡張症は自然に改善することはなく、時間の経過とともに目立ちやすくなったりすることがあります。気になる症状がある場合は、早めに専門医に相談しましょう。
まとめ
毛細血管拡張症は、毛細血管が拡張したまま戻らなくなることで顔に赤みが現れる症状です。放置していても自然に改善することはなく、症状が長引いたり赤みが目立ちやすくなることがあります。
治療を検討するうえで、以下のポイントを正しく理解しておくことが重要です。
・自力で治すことはできないが、悪化を防ぐケアは可能
・根本的な改善にはレーザー治療が有効
当院では、赤みや毛細血管拡張症に有効なVビームPrimaを使用して治療を行っています。患者さま一人ひとりの症状に合わせて治療方針をご提案いたしますので、顔の赤みが気になる方はお気軽にご相談ください。
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