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毛細血管拡張症の治し方|原因と治療方法を解説

コラム
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毛細血管拡張症は、命に関わる疾患ではありません。放置していても問題ありませんが、見た目が気になることから治療を望む方が多い症状です。日本では、レーザーによる治療が一般的です。しかし、「レーザー治療は安全なの?」「初めてだから心配」など、治療に関する不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、毛細血管拡張症の治療方法や、日常で行えるケアについて解説します。レーザー治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

毛細血管拡張症とは?

毛細血管拡張症とは、毛細血管が何らかの原因で拡張し、もとに戻らなくなる疾患です。血管が透けて顔が赤く見えるため、「赤ら顔」と呼ばれることもあります。
人の体には、全身に毛細血管が張り巡らされています。なかでも、頬や鼻の周りには毛細血管が多く集中しているため、症状が出やすい場所です。
なお、毛細血管拡張症は、命に関わる疾患ではないので放置していても問題ありません。そのため、治療するか否かは自己判断に委ねられています。
しかし、症状が悪化すると、気になる見た目問題は避けて通れません。自然に消えることはなく、自力で治すことも不可能です。(自然に消えた場合、別の疾患の可能性が考えられます。)

 

毛細血管拡張症の原因

毛細血管拡張症の原因は、現時点では明らかにされていません。
考えられる原因は、以下の4つです。

 

気温の寒暖差

気温の寒暖差が激しいと症状が現れやすくなります。
人体は、温度を一定に保つ働きを常にしています。外気温に合わせて、毛細血管は拡張と収縮を繰り返しているのです。その際に、毛細血管が拡張して元に戻らなくなる場合があります。
寒い場所から温かい室内に入ったとき、顔が火照った経験はないでしょうか。それは、急激な温度の変化によって起こる現象です。そのため、毛細血管拡張症は、外気温と室内温度の差が激しい、寒い地域に住んでいる方に多いといわれています。

 

生まれつきの体質

生まれつき皮膚が薄いと、症状が現れやすくなります。また、加齢によって皮膚が薄くなっている場合もあります。
皮膚が薄い場合、摩擦や外部からの刺激に弱いため、特に注意が必要です。

 

刺激物の摂取

アルコールや香辛料を摂取し、血流がよくなることで症状が現れる場合もあります。
交感神経が刺激され、毛細血管が拡張しやすくなるためです。生活習慣が関係していることも原因のひとつとして考えられているので、日頃の生活習慣を見直すことも大切です。

 

女性ホルモンの影響

毛細血管拡張症は、女性に多くみられる疾患のため、女性ホルモンが影響しているのではないかとも考えられています。
特に、妊娠中は症状が現れやすく、顔だけではなく全身にみられます。ホルモンバランスの低下によって、皮膚が薄くなることも原因のひとつです。

 

毛細血管拡張症に治療方法

毛細血管拡張症は、レーザーによる治療が一般的です。レーザー治療は、妊娠中や授乳中の方、ケロイド体質の方など、場合によって治療できない可能性があるので、事前にご相談ください。

 

レーザー治療

当院では、「VビームPrima」という最新型の色素レーザーを使用して治療します。
Vビームは、ヘモグロビン(赤血球)に直接アプローチするレーザーで、周りの組織を傷つけずに毛細血管のみに働きかけます。毛細血管拡張症のほか、酒さや血管腫全般の治療に非常に有効です。
また、レーザーを照射する直前に冷却ガスが出力されるため、治療の際の痛みを抑えられるのが特徴です。そのため、レーザー治療が初めての方や、痛みが苦手な方でも安心して治療に取り組めます。

 

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルで治療することも可能です。
フォトフェイシャルとは、IPLという広い波長の特殊な光を照射する治療方法です。ヘモグロビンだけではなく、メラニン色素など、ほかの色素にも反応します。
そのため、シミやそばかすなどの肌トラブルにも対応している治療方法です。
(※当院ではフォトフェイシャルによる治療は行っていません)

 

毛細血管拡張症にかかる治療費

当院では、VビームPrimaを使用した、保険治療が可能です。治療の範囲や、症状によって診察内容や治療費は変わるので、まずはお気軽にご相談ください。

大阪梅田形成外科クリニック|大人のシミとあざ治療

 

治療におけるメリットとデメリット

レーザー治療には、メリットとデメリットがあります。
それぞれを比較して、治療するか否かを決めましょう。

 

毛細血管拡張症を治療するメリット

レーザー治療をするメリットは、気になる見た目の問題を解決できることです。
毛細血管拡張症は、放置していても自然に治癒することはありません。症状が悪化すると、周りの目を気にしたり、化粧で隠したり、日常生活に支障が出ることもあります。

 

毛細血管拡張症を治療するデメリット

毛細血管拡張症を治療するデメリットは、ダウンタイムが発生することです。
ダウンタイムとは、治療を受けてから元の状態に戻るまでの時間のことです。ダウンタイムの代表的な例は、治療した部分の赤みや痛み、腫れ、内出血などが挙げられます。場合によっては、色素沈着や火傷を引き起こす可能性もゼロではありません。
症状の程度には個人差があり、体質や体調によっても変化します。通常、1~2週間で症状は治まりますが、治療の際はリスクがあるということを覚えておきましょう。重要なのは、治療後のケアです。治療後は、医師の指示に従ってください。

 

自分でできる日常のケア

毛細血管拡張症は、自力で治すことはできません。しかし、予防を心がけることはとても大切です。日常で行えるケアの方法を4つ紹介します。

 

洗顔は丁寧に行う

毎日の洗顔は、肌に刺激を与えないよう、丁寧に優しく行いましょう。皮膚が薄いと、肌のバリア機能が低下します。
強い刺激を与える洗い方は厳禁です。刺激や摩擦を避けるよう、スクラブ入りの洗顔料は極力避け、洗顔料をネットで泡立てる、もしくは泡洗顔料の使用がおすすめです。
泡の洗い残しがないよう、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。

 

保湿をしっかり行う

保湿ケアも非常に大切です。
特に、洗顔後は肌が乾燥しやすいため、保湿が欠かせません。洗顔後は時間を置かずに、すぐに保湿ケアを行ってください。「乾燥は大敵」と覚えておきましょう。
症状を悪化させたり、トラブルの原因になったりするので、刺激の強い化粧や肌に合わないと感じた化粧品の使用は控えてください。

 

紫外線対策をする

季節を問わず、紫外線対策はしっかり行いましょう。
日焼け止めを塗る以外にも、日傘をさしたり、帽子をかぶったりするなどして、紫外線を浴びないよう心がけましょう。また、目からも紫外線を吸収するので、サングラスやUVカット率の高いメガネの着用も効果的です。

 

生活習慣を見直す

予防のために、生活習慣を見直すことも重要です。

体の内側から予防することを意識しましょう。アルコールや香辛料などの刺激物の摂取、タバコやカフェインも極力控えてください。

 

まとめ

当院では、毛細血管拡張症の治療を保険適用で行えます。
ダウンタイムのリスクはありますが、悩みが解決され、快適な日常を過ごせるでしょう。治療をしなければ症状は改善されませんが、予防は出来るため、日頃のケアも怠らないよう注意してください。
毛細血管拡張症をはじめ、血管腫全般の治療を行っています。シミやあざでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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