ウンナ母斑
ウンナ母斑
目次
ウンナ母斑について
ウンナ母斑は単純性血管腫という赤あざの一種で、生まれつき主に頭部からうなじにかけて現れます。
かぶれのような淡い赤色のあざで境界がはっきりしておらず、触ってみても平坦なあざであることからいちご状血管腫と見分けることができます。
赤ちゃんが泣いたり、お風呂に入ったりしたときなど血流が良くなった時に、毛細血管が拡張して赤みが濃くなることがありますが、落ち着いて体が冷えることで元に戻ります。
また、ギュッとつまんだり、押したりすると一時的に色が消えることがあります。
3歳までには薄くなる
3歳くらいまでには薄くなっていくことが多いですが、色の濃いウンナ母斑は残りやすい傾向にあり、まれに大人になっても残る場合があります。
その場合はレーザーを用いて治療をします。
他の赤あざとの違い
他の赤あざの代表として、いちご状血管腫・サーモンパッチが挙げられますが、それぞれあざの濃さやできる位置が違うため、違いを見分けることができます。
あざの濃さ
あざの濃さに関しては、まずウンナ母斑とサーモンパッチは平坦で淡い赤色なのに対し、いちご状血管腫は赤みが強いです。
また、いちご状血管腫は皮膚から盛り上がり、表面はイチゴのようにぷつぷつ凹凸があるのが特徴です。
あざのできる位置
あざのできる位置については、ウンナ母斑が後頭部からうなじにできるのに対し、サーモンパッチはおでこや眉間などにできます。いちご状血管腫は体のどの部位にもできる可能性があります。
このように、あざのできる場所や濃さで大まかに見分けることができますが、正確なことはクリニックに行って医師の診断を受けるようにしましょう。
ウンナ母斑ができる原因
ウンナ母斑は、皮膚の真皮で毛細血管が増加・拡張するためにできますが、根本的な原因はわかっていません。
ウンナ母斑の治療方法
ウンナ母斑は3歳ごろまでには自然消退するといわれていますが、色の濃さによっては成人まで残ることもあります。
残ったとしても、後頭部は普段の生活では髪に隠れていますので気にならなければ治療対象にはなりません。
ポニーテールなど髪を結った際に気になる場合はレーザー治療を行います。
レーザーによる治療
あざの治療にはレーザー照射を行います。
当クリニックでは最新レーザー機器「Vビームプリマ」を使用しています。
施術時は冷たい空気を当てて表皮を保護しながらレーザー照射を行うため、少ない痛みで、数分で終了します。
また、Vビームプリマは、従来のレーザー機器と比べてお肌への負担や痛みを最小限に抑えることができるため、お子さんにも安心して使うことができます。
1回の施術で消失することもありますが、残った場合は3ヶ月間隔で追加の施術を行いながら経過を見て行きます。
治療後の副作用や術後の注意点
レーザー照射後は血管が壊れるため、内出血(紫斑)が起こります。また、熱を加えるため、赤く炎症が起こったり、水ぶくれなど軽いやけどのような症状がでたりする可能性があります。
また、炎症後の色素沈着が起こり、しばらく茶色く色がついてしまうことがあります。
施術後は、軟膏処置や紫外線ケアを行いますので、医師の指示に従うようにしてください。
不安なことがあれば、遠慮なく相談してくださいね。
ウンナ母斑の治療費用
赤ちゃんのあざは保険適用となります。
また大阪市の助成金の適用を受けることで、より負担を減らしての治療が可能となります。
詳しくは医師までご相談ください。
ウンナ母斑は治療が可能
ウンナ母斑は自然と消えることが多いですが、比較的残りやすいあざです。
お子さんのあざがなかなか消えなかったら心配になりますよね。
しかしウンナ母斑をはじめ、赤あざはレーザーによる治療が可能です。
当クリニックではまずはあざの状態を診て、治療方針を決めていきます。
困ったらクリニックへお越しください
お子さんのあざは、自分のこと以上に心配になります。
当クリニックではそんな親御さんの心配が少しでも和らぐよう的確な治療・ケア・アドバイス等を行っています。
気になるあざがある場合は、ぜひ一度ご相談ください。
あざ治療をご希望の方は、
こちらからご予約ください