炎症後色素沈着(PIH)
炎症後色素沈着(PIH)について
炎症後色素沈着はケガの痕や、ニキビを潰してしまった痕などが茶色いシミのようになって残ってしまう状態のことです。
炎症後色素沈着の機序は完全には明らかになっていませんが、炎症によって生じるシグナルが黒色メラニンを作り出すメラノサイトを活性化させることや、傷が治る過程でメラニン色素を巻き込むことが原因であると考えられています。
炎症後色素沈着は基本的には自然に治ることが多く、原因となった炎症がおさまり、皮膚のターンオーバーによってメラニン色素が排出されることによって、通常は半年以内、長くても1年ほどで自然に消失します。
しかし、傷の状態やアフターケアの仕方によってはなかなか治らなかったり、慢性炎症による色素沈着は自然に薄くならなかったりする場合が多いです。
炎症後色素沈着(PIH)の治療方法
治療の流れ
基本的には自然に薄くなるため、経過観察をすることが多いですが、目立つところに出来てしまい気になる場合や、慢性炎症によるものでなかなか薄くならない場合には積極的な治療を行います。 治療法としてはハイドロキノンやトレチノインを用いた外用治療や、場合によってはピコレーザーによる治療を行います。
副作用や術後の注意点
炎症後色素沈着の治療では、ピコレーザーを使用します。当院のレーザーはpicosureを使用しており、トーニングを行うことによって少しずつ薄くなります。一度で綺麗にすることは難しいですが、回数を重ねることで、炎症後の色素沈着を治める事が出来ます。
副作用の可能性や注意点については、施術前に医師からしっかりとした説明がございますので、もし不安なことがあればその際に遠慮せずに聞きましょう。
治療費
治療費用については、こちらのページをご覧ください。 ただ治療範囲によって費用が異なってきますので、医師に相談いただきますようお願いいたします。
あざ治療をご希望の方は、
こちらからご予約ください