Vビームは小鼻の赤み治療に効果的!費用や注意点なども解説

「小鼻の赤みはVビームで治療できるの?」
「Vビーム治療は保険適用になるの?」
小鼻の赤みがある方でこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。Vビームは小鼻の赤み治療に効果的で、症状により保険適用での治療が可能です。
本記事では、Vビームで治療できる小鼻の赤みについて解説しているため、ぜひ参考にしてください。
小鼻の赤みはVビームで治療可能
小鼻の赤みの多くはVビームで治療可能です。肌の赤みの原因の多くが、ニキビの赤みや毛細血管拡張症、酒さによるためです。Vビームで治療できる小鼻の赤みについて、以下に解説します。
Vビームで治療できる小鼻の赤み3種
Vビームで治療できる小鼻の赤み3種は、ニキビの炎症によってできた赤み、毛細血管拡張症、酒さです。いずれの症状も、血管の異常な拡張や増殖によって肌の赤みとなります。
Vビームは、レーザーを照射することで不要な血管を破壊し、閉塞させる治療です。肌が赤く見えるのは、血管の増殖で血流量が増加し血管が透けて見えてしまうためです。照射によって不要な血管が無くなり、肌の赤みが抑えられます。
炎症
小鼻の赤みは、炎症が原因となることがあります。小鼻の炎症の主な原因には、ニキビ・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)などがあります。これらのうち、Vビームで治療効果が期待できるのは「ニキビ跡の赤み」です。
ニキビができると、肌を修復しようとして血流量が増加し、毛細血管が異常に増殖します。その結果、患部が赤くなります。Vビームは不要な血管を閉塞させることで、赤みを治療します。
Vビーム治療は、小鼻に限らず頬やおでこなどの他の部位にも適用可能です。なお、クレーター状のニキビ跡には、レーザー治療の「ピコシュア」や、ニキビによる硬化した皮膚の深部を医療用針で切開する「サブシジョン」が効果的です。
また、何度も繰り返すニキビを根本から治療する方法として、最新機器「ポテンツァ」の利用も考えられます。
▶当院が使用している「VビームPrima/ピコシュア」の詳細
毛細血管拡張症
毛細血管拡張症による小鼻の赤みは、Vビームで治療可能です。毛細血管拡張症とは、血管が異常に拡張し、血流が増加することで肌が赤く見える症状を指します。
この症状の原因は明確には解明されていませんが、遺伝・女性ホルモンの影響・生活習慣などが要因として考えられています。毛細血管拡張症は、症状により以下の4タイプに分類されます。
- 単純型(血管が単純に拡張している状態)
- 樹枝状型(枝分かれするように血管が拡張している状態)
- クモ状型(クモの巣状に広がっている状態)
- 丘疹型(血管が拡張し、皮膚がわずかに盛り上がっている状態)
小鼻の赤みに多いのは「単純型」です。このタイプでは、皮膚の表面に血管が透けて見えているものの、炎症はなく、痛みや腫れを伴わないのが特徴です。
しかし、毛細血管拡張症は自然に治ることはないため、見た目が気になる場合はVビーム治療を検討すると良いでしょう。
酒さ
酒さも、小鼻の赤みの原因の一つであり、Vビームで治療できる症状です。酒さは症状の進行によって、以下の4つに分類されます。
- 紅斑毛細血管拡張型(血管が拡張し、顔に赤みが見られる)
- 丘疹膿疱型(皮膚が赤く盛り上がり、膿の溜まったブツブツができる)
- 瘤腫型(鼻の皮膚が厚くなり、毛穴が広がりデコボコになる)
- 眼型(まぶたや目の周りに炎症が起こり、乾燥・充血が見られる)
酒さの初期症状としてよく見られるのは紅斑毛細血管拡張型です。この症状では、毛細血管の拡張による赤みが見られます。毛細血管拡張症と似ていますが、ヒリヒリ感やほてりがある点が異なります。
丘疹膿疱型は、赤く盛り上がった皮膚に膿が溜まり、ニキビと間違われることが多い症状です。これは小鼻だけでなく、頬や額など他の部位にも現れることがあります。
瘤腫型は、鼻に症状が現れることが多く、鼻瘤(だんご鼻のような状態)とも呼ばれます。鼻の皮膚が厚くなり、毛穴が広がって目立つようになります。進行すると、鼻の形状が変わるほど肥大化することもあります。
酒さの原因は完全には解明されていませんが、紫外線の影響・生活習慣・ストレスなどが関係していると考えられています。酒さは自然に治ることが少なく、放置すると悪化する可能性があるため、気になる方は早めに診察を受けた方がよいでしょう。
Vビームレーザー治療の効果
Vビーム治療の効果について、施術回数やダウンタイムを以下に解説します。
治療にかかる回数
小鼻の赤み治療に必要な回数の目安は、以下の通りです。
症状 | 治療回数 |
---|---|
毛細血管拡張症 | 1〜5回程度 |
酒さ | 3〜10回程度 |
炎症(ニキビ跡) | 3〜10回程度 |
赤みの原因や症状の進行具合により、必要な施術回数は異なります。軽度の症状なら1〜3回、進行した症状では5回以上の施術が必要になることもあります。保険適用と自由診療では、施術間隔に違いがあります。
- 保険適用の場合、3ヶ月以上の間隔を空ける必要がある
- 自由診療の場合、2〜4週間ごとに施術可能
より早く治療を進めたい場合は、自由診療を選択するのもひとつの方法です。
Vビーム治療のダウンタイム
小鼻の赤み治療におけるVビームのダウンタイム・副作用は以下の通りです。
副作用の種類 | 症状 | 期間 |
---|---|---|
痛み・赤み | 軽い炎症を起こし痛みや赤みが出る | 数時間〜2日程度 |
腫れ | 照射箇所に軽い腫れが出る | 数日〜1週間程度 |
内出血 | 紫色や青あざのような内出血が起こることがある | 1〜2週間程度 |
かさぶた・水疱(すいほう) | 強めに照射したときに、まれに起こることがある | 1〜3週間程度 |
炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく) | 腫れが引いた後にまれにあざや斑点上の跡が残る | 数ヶ月〜6ヶ月程度 |
実際の副作用の多くは、軽い赤みや痛みが出る程度です。ほとんどの場合、数時間〜数日で症状が落ち着きます。
症状によっては、強めの照射が必要になり、内出血を起こすこともあります。しかし、内出血は治療効果が現れている証拠であり、数週間で自然に治るため心配はいりません。
また、体質によっては炎症後色素沈着が起こることがありますが、時間とともに徐々に改善していきます。
Vビームの小鼻の赤み治療は保険適用になる?
小鼻の赤み治療において、毛細血管拡張症が原因の場合は、Vビーム治療に保険が適用されます。一方、酒さやニキビ跡の赤みが原因の場合は、自由診療となります。
保険適用かどうかは、医師の診察によって判断されます。保険適用の条件を簡単にまとめると、以下のようになります。
保険適用となる疾患 | 自由診療となる疾患の例 |
---|---|
・毛細血管拡張症 ・単純性血管腫 ・乳児血管腫(いちご状血管腫) |
・酒さに伴う赤ら顔 ・ニキビ跡の赤み ・老人性血管腫 ・ケロイドなどの傷跡 |
保険適用となるかどうかを確認したい場合は、まずは診察を受けることをおすすめします。 Vビーム治療の料金当院のVビーム治療の料金は、以下のようになっています。
照射面積 | 自由診療料金 (税込) |
保険適用料金 (3割負担 / 1割負担) |
---|---|---|
10㎠ | 7,700円 | 6,510円 / 2,160円 |
20㎠ | 9,350円 | 8,010円 / 2,670円 |
30㎠ | 11,000円 | 9,510円 / 3,170円 |
40㎠ | 13,200円 | 11,010円 / 3,670円 |
50㎠ | 14,300円 | 12,510円 / 4,170円 |
80㎠ | 19,800円 | 17,010円 / 5,670円 |
100㎠ | 23,100円 | 20,010円 / 6,670円 |
120㎠ | 26,400円 | 22,510円 / 7,670円 |
Vビームは、小鼻だけでなく頬や顔全体にも施術可能です。小鼻以外の赤みが気になる場合は、合わせて相談すると良いでしょう。保険適用になる場合でも、自己負担額が発生します。自由診療と比較すると費用を抑えられるため、対象となる方は保険適用での治療も検討するとよいでしょう。
当院ではVビームプリマで小鼻を治療
Vビーム治療は、形成外科や皮膚科で施術できます。Vビームは、厚生労働省の承認を受けた医療機器であり、子どものあざ治療にも使われている安全性の高い治療です。
最新機種であるVビームプリマは、従来機種より出力がより大きくなっています。また、照射口径も細かく調整できるようになり、患部に合わせ、より適切に照射できるようになりました。
当院では、Vビームプリマを使っており、最先端のレーザー治療が可能です。
まとめ
小鼻の赤みは、Vビームで治療できます。小鼻の赤みの原因の多くは、血管の異常な拡張や増殖が原因です。Vビームはこのような不要な血管に効果的に作用します。小鼻の赤みは、症状によっては放置していても治らない場合がありますが、早めの診察で早期解決できるかもしれません。
当院は、あざや赤みなど肌の再生を得意としたクリニックであり、多くの経験をもつ医師が適切に施術するため安心です。リラックスできる院内で、患者様一人ひとりに寄り添い診察しています。
肌の赤みで悩んでいるときは、当院へぜひご相談ください。
あざ治療をご希望の方は、
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