【ドクターブログ】どうしてあざは何色もあるのか
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あざの色
あざには赤、青、茶、黒、白色などがあります。なぜこのような色調のあざができるのでしょうか。
まず、皮膚の色は、メラニンという黒い色素と、ヘモグロビンという血管内の赤血球に含まれる成分で決まります。
メラニンは通常では表皮にあるメラノサイトと呼ばれるところで作られますが、なんらかの異常により表皮の下の真皮にメラノサイトが存在することがあります。
皮膚の深いところにメラニンがあると青く見え、これが青あざとなり、浅いところにあると茶色く見えるため、茶あざとなります。
メラニンの量が多くなると色も濃くなるため、黒あざ(ホクロ)となります。メラニンが完全に消失すると白あざ(白斑)になります。
一方赤あざはメラニンではなく、毛細血管の拡張や増殖により、ヘモグロビンの量が増えるために赤くみえます。
お子さんにこのようなあざがあると不安に思われるかもしれませんが、ほとんどの方が体のどこかになんらかのあざをもっています。
ごく一部のあざを除き、ほとんどは遺伝性はなく、もちろん妊娠中の食べ物などの生活環境も関係ありませんので、ご両親のせいではありません。
また、体の目立つところにあざがあるとコンプレックスの原因にもなり得るため、物心がつく前に消してあげたいと思われる親御さんも多いのではないでしょうか。
最近ではレーザー機器などの進歩により、以前では治療をあきらめていたあざもきれいに消すことが可能となってきました。
もしご自身やお子さんに気になるあざがあるようでしたら、ぜひ一度、気軽にご相談ください。
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