ヘッダーロゴ
大阪梅田形成外科クリニック
あざレーザー治療サイト
MENU

毛細血管拡張症の治療はVビーム|効果とメリットデメリットを解説

コラム
サムネイル

 

毛細血管拡張症は、顔や体の皮膚に赤い血管が目立つ状態で、健康を害することは無いものの、美容的観点から悩みの多い症状です。

 

そしてこの治療でよく使用されているのが、Vビームレーザーです。 このレーザー治療は、肌の赤みに直接作用し、赤みを効果的に軽減できるとされています。また、肌への負担が少ないため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用できます。しかし、どの治療法にもメリットやデメリットは存在します。

 

そのため、治療を受ける際はそれぞれ効果やリスクについて事前に確認しておくと安心です。本記事では、毛細血管拡張症の治療に有効なVビームの効果や料金、治療の流れ、注意事項について解説します。

 

毛細血管拡張症とは?

ここでは、毛細血管拡張症の原因と症状について解説します。自分の症状と比べてみて、セルフチェックしてみましょう。

 

原因

毛細血管拡張症は、明確に原因が判明していないものの、体質や生活習慣が関係していると考えられます。

 

体質では、遺伝的要因や加齢、ホルモンバランスの変化が影響します。特に女性に多く、女性ホルモンが乱れやすい妊娠中や肌が薄い人は血管が目立ちやすいです。生活習慣による原因としては、飲酒や香辛料などが毛細血管の拡張を促す可能性があります。気温の急変や刺激物の摂取が続くと、血管が拡張したまま戻らなくなることがあり、症状が現れやすくなります。

 

症状

毛細血管拡張症の症状は、炎症を伴わない肌の赤みが特徴です。毛細血管とは肌の一番外側にある、真皮にあるため基本的には目立つことはありません。しかし、拡張することで血の量が増えて赤みとして現れます。多くの方は、鼻や頬に発生しやすく、様々なタイプがあります。

 

そして、毛細血管拡張症の赤みは、自然に消えることがなく、人によっては熱感や痛みを感じる方もおられます。肌に赤みがあり、炎症がなく、自然に消えない場合は、毛細血管拡張症の可能性が高いでしょう。

 

Vビームの特徴・治療回数・料金

面積 10cm2 20cm2まで 30cm2まで 40cm2まで
費用 27,200円
(1割負担:2,720円/3割負担:8,140円)
32,300円
(1割負担:3,220円/3割負担:9,640円)
37,200円
(1割負担:3,720円/3割負担:11,140円)
42,200円
(1割負担:4,220円/3割負担:12,640円)

Vビームは、様々な血管の病気に使用されており、痛みの少ないレーザー機器です。

 

このレーザーは595mmの波長が出力できる色素レーザーで、血液にあるヘモグロビンに作用します。そのため、毛細血管の拡張や増殖などの肌の赤み治療として効果的です。治療は複数回行うことで、徐々に効果を実感できますが、毛細血管拡張症には、2~3回程度の照射が推奨されています。

 

懸念されやすい痛みに関しては、ゴムで弾いたような痛みです。 痛みに弱い方には、麻酔を使用することも可能になるため、不安な方は相談してみることをおすすめします。費用は照射する面積の大きさによって異なり、10cm²の場合の保険適用の3割負担で8,140円、1割負担で2,720円となっています。

 

Vビームのメリット

ここでは、Vビームのメリット3つを解説します。

 

  • 施術時間が短い
  • 肌質改善の効果も得られる
  • 肌へのダメージが少ない

 

施術時間が短い

Vビームのメリットの一つとして、施術時間が短いことが挙げられます。症状や照射する部位によっても異なりますが、わずか1~10分程度で完了します。

 

そのため、仕事で忙しい方でも手軽に治療を始めやすいでしょう。そしてVビームは照射時間だけでなく、ダウンタイムも短いため、日常生活への支障が少ないです。治療後は、当日から洗顔や入浴も可能です。短時間の治療で効率的に赤みの改善が期待できるため、続けやすい治療として人気があります。

 

肌質改善の効果も得られる

Vビームは、赤みを抑えるだけでなく、同時に肌質の改善にも効果が期待できます。小じわや肌のハリ、毛穴の開きなどにも効果があると言われています。繰り返し施術を行うことで、肌のツヤやハリがアップし、エイジングケアとしても人気がある治療法です。

 

Vビームのレーザーは、皮膚の深い部分に作用するため、肌の内側からふっくらとしたハリのある肌へと導いてくれます。このように、赤みの治療と同時に肌質改善も期待できる点が大きなメリットです。ただし、美容目的の場合は保険適用外になるため注意が必要です。

 

肌へのダメージが少ない

Vビームは、肌への負担を最小限に抑えた治療が可能です。前述したように血液にあるヘモグロビンにだけ作用するため、周囲の正常な細胞にほとんどダメージを与えません。さらに、レーザー照射時には冷却ガスが噴射されるため、痛みの少ない治療が実現します。

 

これにより、施術中の不快感や不安を抑えながら効果的な治療ができます。Vビームは、敏感肌の方やダウンタイムを取れない方、痛みに弱い方でも安心して受けられます。 肌に優しい治療で、赤みの改善と肌質向上を同時に目指せるのがVビームの特徴です。

 

Vビームのデメリット

Vビームには多数のメリットがありますが、デメリットも存在します。メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり確認を行い、納得のできる治療を行いましょう。

 

ここでは、下記の2つのデメリットについて解説します。

 

  • ダウンタイムが生じる
  • 副作用の恐れ

 

ダウンタイムが生じる

Vビームのデメリットとして、施術後にダウンタイムが生じることがあります。比較的ダウンタイムが少ない治療にはなりますが、数日から1週間ほどの腫れや赤み、ヒリヒリとした痛みを感じる人もいます。また、内出血が起こる可能性も否定できません。

 

ほかにも色素沈着が起こることもありますが、数ヶ月程度で落ち着いてきます。施術後は、医師の指示に従い、不安や痛みが強い時は、すぐに相談することをおすすめします。

 

副作用の恐れ

Vビームの副作用には、やけどや水ぶくれなどがあります。これらはレーザーの照射強度や肌の状態によって異なりますが、特にやけどのリスクはゼロではありません。水ぶくれができると、通常1〜2週間で改善しますが、症状が改善しない場合や悪化した時は医師の診察を受けましょう。

 

そして、副作用を最小限に抑えるためには、経験豊富で信頼できる医療機関で施術を行うことが重要です。 しっかりデメリットについても理解を深め、最適な治療を見つけましょう。

 

治療の流れ

ここでは、治療の流れについて解説します。

  • 医師の診察
  • カウンセリングと治療内容の相談
  • 施術
  • アフターフォロー

 

医師の診察

まずアレルギーの有無など、問診票に記入していきます。そして問診表を元に医師の診察を通じて、赤みの症状について詳しくヒアリングし、どの治療が適しているか確認が行われます。もしも、他院からの紹介状がある場合は、この時に持参するようにしましょう。

 

特に顔の赤みがある場合、肌の状態を正確に確認するため、メイクなど肌に何もついていない状態が望ましいです。予約については、ネットや電話から予約できるため、予め確認しておきましょう。

 

カウンセリングと治療内容の相談

診察が終了したら、患者様と相談しながら最適な治療法を決めていきます。治療内容や施術の流れについては、この時にわかりやすく説明を受けます。

 

治療に疑問や不安がある場合は、遠慮せずに確認しておきましょう。治療内容が決まれば、いよいよ施術の日程調整を行っていきます。

 

施術

当日は施術する部位の汚れを落として、清潔な状態で行われます。Vレーザーの施術は、大きさにもよりますが、1~10分で終了します。

 

痛みに弱い方は麻酔クリームを塗布し、30分ほど効果が出るまで待ってからレーザー照射が開始されます。施術後には、肌の状態を確認して治療が完了です。

 

アフターフォロー

施術後は、赤みや腫れなどの副作用が出ることがありますが、アフターフォローでは、その対処法などのアフターケアについて詳しく説明を受けます。

 

安心して治療が受けられるように、術後のケアや注意点も説明してくれるので安心です。必要に応じて術後の経過観察やそれぞれの悩みに合わせてアドバイスもしているので、不安なことがあれば相談しておきましょう。これで治療は終了で、赤みの程度に合わせて複数回照射を行って改善を目指していきます。

 

まとめ

毛細血管拡張症は、皮膚に赤い血管が常に見えている状態のことです。自然に改善することはなく、多くの人が悩む症状です。

 

治療には「Vビームレーザー」が効果的に軽減できるとして、幅広い医療機関で使用されています。しかし、治療には副作用やダウンタイムなどデメリットも存在します。そのため治療を受ける際には、信頼できる医療機関を受診することが重要です。

 

当院は、患者様に寄り添った治療を心掛けており、皮膚科専門医と形成外科専門医が治療を行います。肌の悩みについては、専門医のいる当院をぜひご利用ください。

あざ治療をご希望の方は、
こちらからご予約ください