汗管腫は首や他の範囲にも発生する?原因と治療について解説

汗管腫について
汗管腫は、汗を出すエクリン汗管が増殖してできる良性腫瘍です。直径1〜3mmほどのプツプツした小さな盛り上がりが特徴です。特に目の周りに現れることが多く、目のすぐ下の部分に最もよくでき、次いで上まぶたや額にできる傾向があります。なかには体中に多発するケースもあり、首や下まぶた、頬、胸元などに複数できて悩む女性も少なくありません。
汗管腫の原因
この腫瘍ができる原因は明確になっていませんが、女性ホルモンの影響や遺伝的な要因、紫外線による刺激などが関係していると考えられています。日常生活の中で予防するのは難しく、そして自然に消えることはないため、治療を希望する場合は医療機関を受診する必要があります。
治療には炭酸ガスレーザーや外科的切除、最新のポテンツァ治療などがあり、複数の方法を組み合わせて行うこともあります。ただし、治療後に傷跡や色素沈着が残る可能性や再発のリスクがあるため、医師と相談しながら治療方法を慎重に決めることが大切です。もし首や顔のプツプツが気になる場合は、一度専門クリニックで相談し、自分に合った治療方法を検討しましょう。
汗管腫に似た疾患
汗管腫は、見た目がよく似た他の疾患が存在します。ここではそれぞれの特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
稗粒腫
稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、目の周りや鼻先にできやすい、1〜2mmほどの白くて硬い小さなブツブツです。一見白ニキビのように見えますが、炎症や痛み、かゆみはなく、膿なども溜まりません。
内部には古い角質が詰まっており、外から白く透けて見えるのが特徴です。この腫瘍は、皮膚の深い部分にできるため自然に治ることは少なく、自分で潰しても取り切れないことが多いです。汗管腫は肌色や黄褐色で盛り上がるのに対し、稗粒腫は白く目立ちやすく、触ると硬い点が大きな違いとなっています。
基本的に健康への影響はないので放置しても問題ありませんが、自然に消えることはない腫瘍です。
エクリン汗嚢腫
エクリン汗嚢腫(えくりんかんのうしゅ)は、顔にできやすい米粒大の半透明〜肌色の柔らかい小さなブツブツです。触ると柔らかく動くのが特徴で、一見汗管腫と似ていますが、より透明感があり柔らかい点が異なります。
原因は不明で、女性に多く見られますが、遺伝性ははっきりしていません。暑いときや入浴後、夏場など汗をかいたときに目立ちやすく悪化し、逆に冬場や寒い時期は目立たなくなりますが、完全に消えることはありません。基本的に健康に害を及ぼすものではなく、そのままにしていても支障はありませんが、見た目が気になる場合は治療で取り除くことも可能です。
尋常性疣贅(イボ)
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)通称イボは、手足の指や足裏にできやすい、数mm〜1cm程度のざらざらとして硬い小さな腫瘍です。一見タコや魚の目、汗管腫と似ていますが、ウイルス感染によるものである点が異なります。
原因はヒトパピローマウイルスで、皮膚の小さな傷から感染し、約3〜6か月後にイボとして現れます。痛みなどの自覚症状はほとんどなく、子どもや皮膚を掻きやすい方に多く見られ、多発するケースや広がることもあります。そのまま放置しても支障はありませんが、自然治癒には時間がかかる場合があります。見た目や数が増えることが気になる場合は、医療機関で治療を検討しましょう。
汗管腫ができやすい範囲
汗管腫は体の様々な部位に発生しますが、特に目の周辺ができやすい部位です。
部位 | 発生頻度・特徴 |
---|---|
下まぶた | 最も発生が多い |
上まぶた | 下まぶたに次いで多い |
額 | 上まぶたの次に多い |
頬 | 下まぶたから広がることがある |
首 | 顔以外でできやすい部位 |
脇の下 | 稀に発生する部位 |
汗管腫は目の周りにできることが多く、特に下まぶたが最もよく発生する部位です。次いで上まぶた、額の順に現れる傾向があり、顔の目立つ部分にできやすくなっています。
また、下まぶたから頬へ広がるようにできることもあり、時には首や胸、お腹、脇の下、外陰部まで広がることもあります。中には全身に多発する特殊なケースもあります。汗管腫は、年齢とともにたるみが出ることでさらに目立つことがあるため、早めの治療をおすすめします。
汗管腫の治療法
汗管腫には、状態や希望に合わせて様々な治療が行われます。ここでは、下記の4つの治療法について解説します。
費用 | 特徴 | |
---|---|---|
ポテンツァ | 8,800円(5か所まで) | 少ない回数で根本治療が可能 施術時間は20分程度で完了 |
炭酸ガスレーザー | 5,000~8,000円程度(1か所) | 腫瘍をピンポイントで除去可能 施術時間は数分程度で完了 |
切除摘出手術 | 5,000円~10,000円程度(1回) | 切除をおこなって腫瘍を摘出 施術時間は数分程度で完了 |
ポテンツァ
ポテンツァは、高周波とニードル治療を組み合わせた最新の美肌治療で、汗管腫を根本から治療できる方法として注目されています。真皮層まで極細の針を刺し、高周波モノポーラRFを照射しながら、薬剤を直接注入することで、汗管腫の原因にしっかりアプローチできます。そして、コラーゲンの再生を促すため、肌の引き締め効果も期待でき、見た目の改善と同時に根本的な治療が可能です。
治療では、針の長さや本数、コーティング、照射モードのバリエーションが豊富になっているため、症状や肌質に合わせて最適な治療プランを選択できます。
リスク・副作用
施術後のダウンタイムは少なく、翌日からメイクが可能なので、忙しい方でも取り入れやすいのも魅力です。しかし、施術後に一時的に赤みや腫れ、かゆみ、軽い出血が出ることがあります。まれに内出血や色素沈着が起こることもあるため、施術後は十分な保湿や紫外線対策を行うようにしましょう。
こんな人におすすめ
通院頻度は1〜3か月に1回程度ですむため、無理なく続けやすい治療となっています。汗管腫を繰り返し除去しても再発してしまう方や、目元などデリケートな部位にできた汗管腫を目立たなくしたい方におすすめです。そして、ダウンタイムが少ないため、仕事や育児でまとまった時間が取れない方にも人気の施術です。
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは、皮膚内の水分に反応して強力な熱エネルギーを発生させ、腫瘍をピンポイントで蒸散させて取り除く治療法です。周囲の正常な皮膚を傷つけないため出血もほとんどなく、患部を平らにすることを目的に行われます。切開に抵抗がある方や、できるだけ傷跡を残したくない方に特におすすめです。
施術後は目立つ腫れや赤みが出ることがありますが、腫れは1週間程度で落ち着き、赤みも数ヶ月かけて徐々に引いていきます。ダウンタイムが短く、見た目の仕上がりもきれいな点がメリットです。ただし、再発する可能性があり、再発した場合は早めに再治療することで症状を抑えられます。
リスク・副作用
施術後には、赤みや腫れ、かさぶたが一時的に生じることがあります。腫れは通常1週間程度で引き、赤みも数か月かけて徐々に落ち着いていきます。また、まれに色素沈着や一時的な色ムラ、凹凸が残ることがありますが、紫外線対策や保湿ケアを徹底することで、これらのリスクを軽減できます。
こんな人におすすめ
炭酸ガスレーザーは、切開に抵抗がある方や傷跡を残したくない方におすすめの治療法です。汗管腫をピンポイントで除去し、短期間で見た目を整えたい方や1回の施術で効果を得たい方にも最適です。
切除摘出手術
切除摘出手術は、特に下まぶたに多発した汗管腫に適した治療法です。まぶたに沿って患部を切除し、腫瘍を摘出していきます。手術には局所麻酔が用いられ、切除から縫合までの所要時間は平均5〜10分程度と短時間で完了します。
手術後は1日間ガーゼで圧迫し、2日目以降は多少水に濡れても問題ありません。傷跡は残りますが、時間の経過とともに目立ちにくくなり、細いしわや線のようになるのが一般的です。
リスク・副作用
手術後は、一時的な腫れや内出血、縫合部の赤みが見られることがあります。また、体質によっては傷跡がケロイド状に盛り上がったり、色素沈着が残る可能性もあります。特に切除範囲が大きい場合は皮膚のひきつれを感じることがあり、必要に応じて傷跡ケアやケロイド治療などを行うことがあります。
こんな人におすすめ
切除摘出手術は、まぶたなどに密集した汗管腫を一度の治療でしっかり取り除きたい方に適しています。再発リスクを抑えたい方や、他の治療で効果がなかった方にもおすすめです。傷跡が残る可能性はありますが、見た目よりも根本的な改善や確実性を重視する方に向いています。
汗管腫にお悩みの方は当院にご相談ください
汗管腫は良性腫瘍で、特に目元にできやすいと言われていますが、ほかに加えて首や頬、体にも発生することがあります。年齢とともに目立ちやすくなり、治療を検討する女性も少なくありません。原因は女性ホルモンや紫外線、遺伝などが考えられますが、自然に治ることはないため、適切な治療を受ける必要があります。
当院は、汗管腫を根本的に治療できるポテンツァを用いて治療を行っています。他にも様々な治療法を取り揃えており、患者様の状態に合わせたオーダーメイドの治療が可能です。できもの全般を専門に扱っておりますので、治療を検討している方は一度ご相談ください。
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