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毛細血管拡張症(スパイダースキン)が足にできたら?治療方法を紹介

コラム
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気づいたら足に血管が浮き出てて、皮膚から見えるようになっていることはありませんか?
見た目も気になるし、このまま放置していても大丈夫なのかと不安になっている方はいませんか?
このように、皮膚の表面から血管が見えて赤く見えたりすることを「毛細血管拡張症」といいます。
 
毛細血管拡張症は、鼻や頬に現れることも多いですが、足に目立った症状が見られることもあります。
今回は、毛細血管拡張症の特徴や原因、治療法を解説します。
 
また、足にできてしまった場合の原因や治療法も詳しく解説しますので、毛細血管拡張症でお悩みの方は、参考にしてください。

 

毛細血管拡張症とは

毛細血管拡張症とは、毛細血管が拡張してしまい、皮膚の表面に透けて見えることで皮膚が赤く見える疾患のことです。
 
毛細血管が拡張する原因は明確には解明されていませんが、体質や生活習慣が要因ではないかと考えられています。
人間の体内の血管には、心臓から全身に血液を送る動脈と、全身から心臓に血液を戻す静脈があります。
 
そして、動脈と静脈をつなぎ、全身に網目状に広がっている血管が毛細血管です。
この毛細血管が拡張することにより、通常皮膚の表面から見えることがない毛細血管が、皮膚から透けて見えてしまっている状態のことです。

 

毛細血管拡張症の特徴

毛細血管拡張症は、通常痛みを感じることはありません。
しかし、一度拡張してしまった血管は自然に治ることはなく、薬などの治療薬もないので、自分で治す方法はありません。
 
また、毛細血管拡張症は毛細血管が特に集中しているところに発症しやすく、鼻や頬に見られることが多いです。
毛細血管拡張症の症状を治すには、専門のクリニックへの受診が必要となります。

 

毛細血管拡張症の原因

毛細血管拡張症になる原因は「体質」と「生活習慣」が考えられますので、それぞれ解説していきます。

 

体質

体質による原因は、遺伝の場合とホルモンバランスの変化によって起こる場合があります。
遺伝によりもともと皮膚が薄い人は、皮膚の内側にある毛細血管が見えやすいことがあります。
 
また、加齢によって皮膚の脂肪量が少なくなることで皮膚が薄くなることで、毛細血管が見えやすくなってしまうこともあります。
女性ホルモンの影響によって毛細血管が拡張してしまい、毛細血管拡張症になりやすくなります。
 
女性は、妊娠や出産時に女性ホルモンが多く分泌されるので、その時に発症しやすくなります。また、女性ホルモンが配合された薬を飲むことで毛細血管が拡張するケースも見られます。
毛細血管拡張症が女性に多く見られる症状なのは、こうした女性ホルモンの影響だと考えられています。

 

生活習慣

飲酒や香辛料の摂取、寒暖差による体温の変化などの生活習慣による原因もあります。
 
日常的に過度な飲酒や香辛料を摂取することで、毛細血管拡張症になりやすく、刺激の強いものを摂取すると、血流が増加し毛細血管の拡張が起こりやすくなります。
また、寒暖差が激しい場所の出入りによって、体温が変化し血管の拡張と縮小を繰り返すことで毛細血管拡張症になりやすくなります。
 
ストレスなどによる血流の増加なども毛細血管拡張症の原因となりやすいことから、普段の生活を安定させ生活習慣の改善を心がけることは重要です。

 

毛細血管拡張症の治療法

毛細血管拡張症の治療法で効果があるとされているのは、レーザー治療です。
レーザー治療にはいくつかの種類がありますが、当院では「VビームPrima」という最新型の色素レーザーを使って治療を行っています。
 
ヘモグロビン(赤血球)に反応するレーザーを照射することで高い治療効果を発揮します。
また、VビームPrimaは従来の色素レーザーとは異なり、皮膚の深部までレーザーが届くようになり、広範囲での治療ができます。
 
これにより、レーザーの照射回数を減らせることができ、効率の良い治療が実現可能となりました。
VビームPrimaは、毛細血管拡張症の改善に非常に有効とされており、皮膚の表面に見えていた赤みが消える効果があります。
毛細血管拡張症の治療に使われるレーザーはいくつかありますが、厚生労働省から承認されているVビームPrimaは安心して治療を受けることができます。

 

足にできる毛細血管拡張症「スパイダースキン」

クモの巣状に毛細血管が足に浮き出てくる症状のことを、スパイダースキン(クモの巣状静脈瘤)といいます。(スパイダーベインとも呼ばれています)
 
スパイダースキンは、下肢静脈瘤の一種で静脈瘤が拡張して浮き出てくる症状をいいます。

 

スパイダースキンの原因

スパイダースキンの原因は、足の静脈の流れが悪くなることで血管が拡張して浮き出ることです。
立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢を長時間続けることで、血流が悪くなり毛細血管の拡張がしてスパイダースキンになります。
 
また、下肢静脈瘤は家族に発症している人がいると、下肢静脈瘤になりやすい傾向があります。
家族の中に、下肢静脈瘤を発症している人がいる場合は遺伝性の可能性があります。

 

スパイダースキンの症状

スパイダースキンは、初期の段階では、見た目に違和感があるぐらいで自覚症状はほとんどありません。
しかし、そのまま放置していると、むくみやだるさを感じるようになったり、足をつりやすくなるなどの症状が現れることもあります。
 
また、スパイダースキンは見た目に違和感があるので目立つ場所にできた場合、日常生活に支障をきたすことにもなりかねません。
例えば結婚式やお出かけの時に、オシャレをしたくてもスパイダースキンが見えるのが気になってスカートが履けなかったり、海やプールなどで水着になるのをためらってしまうことがあります。
 
このように、せっかくのイベントも楽しめなくなってしまいます。
スパイダースキンは自然に治ることはありませんので、見た目が気になってきた方は早めに専門医に相談しましょう。

 

スパイダースキンの治療法3つ

スパイダースキンの治療法はいくつかありますが、ここでは3つ紹介します。

 

【レーザー治療】

スパイダースキンの治療は、レーザー治療も可能です。
レーザー治療は、皮膚に照射するレーザーを患部に当てることで、皮膚を通り抜けて血管壁を癒着し、拡張した血管を消滅させます。
現在の照射レーザーは機能的にも優れており、従来よりもスパイダースキンなどの細かい治療にも効果的とされています。
近年では、レーザー照射の痛みや炎症、副作用も軽減されていますのでおすすめの治療法となっています。

 

【弾性ストッキング】

一番簡単にできる治療法が、弾性ストッキングを使った圧迫療法です。
弾性ストッキングは足首から膝下までの長さのストッキングで、足首の部分の圧迫圧を高くし、上にあがっていくほど圧迫圧が低くなるようになっています。
足首から段階的に圧迫することで、足の血流を改善して血管の拡張を防ぐ治療法です。

 

【硬化療法】

硬化療法とは、静脈瘤の中に硬化剤を注入することで、血管を萎縮して小さくして消してしまう治療法です。
しかし、硬化療法は治療後に患部に色素沈着やしこりが出る可能性があるとされていますので、治療を受ける場合は主治医とよく相談した上で行うようにして下さい。

 

毛細血管拡張症の治療はレーザー治療がおすすめ

毛細血管拡張症の治療は、専門のクリニックでのレーザー治療がおすすめです。
毛細血管拡張症は、痛みやかゆみがほとんどなく健康上に問題はありませんが、自然に消えることはありません。
 
発症する場所によっては、見た目が気になったり、目立ってしまったりと、日常に影響することがあります。
レーザー治療は痛みや副作用も少なく、日帰りで治療も受けられます。毛細血管拡張症でお悩みの方は、保険治療も可能となっていますのでぜひレーザー治療を検討してください。
 
一人ひとりの患者様に最適な治療法を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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