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単純性血管腫の原因や見分け方を解説 早期治療がおすすめの理由とは

コラム
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単純性血管腫(毛細血管奇形)とは

単純性血管腫(毛細血管奇形)とは、生まれつき皮膚の毛細血管が部分的に異常を起こしていることで現れる赤あざのことです。医学的には「毛細血管奇形」と呼ばれ、赤ワインのような色調から、「ポートワイン母斑」とも呼ばれます。

あざの部分は平らで、変色部と周辺の境目は、はっきりしているのが特徴です。局所から広範囲にわたる場合など、さまざまな大きさがあります。
単純性血管腫は、生まれつき皮膚に現れるもので、成長の過程では発生しません。顔や首など目立つ場所にできることもあり、自然に消えることはないため、見た目が気になる場合は治療が必要です。

とはいえ、なぜできたのか不安を感じる保護者の方も少なくありません。この記事では、単純性血管腫の原因を中心に、他の赤あざとの違いや、治療方法について解説します。

 

単純性血管腫の原因

ここでは、単純性血管腫ができる原因について詳しく解説します。

 

単純性血管腫の原因

単純性血管腫は、皮膚の毛細血管が部分的に異常を起こしていることが原因で発生します。異常な状態とは、血管が広がっているなど変形している、あるいは増殖している状態です。
血管が広がったまま残ることで、皮膚表面に赤あざが現れます。血管の異常は、胎児期に血管が作られる過程で生じる先天的な変化として考えられています。多くの場合、生まれたときから存在しますが、はっきりとした原因は分かっていません。

 

原因が「はっきり分かっていない」理由

単純性血管腫は、ひとつの明確な原因によって起きる症状ではありません。現在の医学では、以下のような複数の要因が絡み合い発症すると考えられています。

    ・毛細血管が拡張する構造の異常

    ・ホルモンなどの影響

    ・血管形成に関わる遺伝子の変化

「原因が分かっていない」というよりも、単一の理由では説明できない血管の病変といえます。発症のメカニズムについては、今後の研究で明らかになっていくでしょう。

 

遺伝の割合は低確率

単純性血管腫の遺伝の確率は、ごくわずかとされています。胎児期に偶発的に生じる変化として考えられており、親から子に受け継がれる可能性は低いことが分かっています。

また、妊娠中の生活習慣や行動が直接的な原因になることもないので、ご自身を責める必要はありません。

 

単純性血管腫が発生する割合

単純性血管腫が発生する割合は0.3%程度とされ、性別による割合の違いはありません。部位別には、顔面や頸部(くび)に多く発生します。
ただし体幹上部や、四肢にできることも多く、体のどこにでもできる赤あざです。

 

単純性血管腫を放置するリスク

単純性血管腫は、自然に消えることはありません。単純性血管腫を放置すると、成長に伴ってあざが広がったり、表面が盛り上がったりするリスクがあります。
特に、顔や頭部など目立つ部位に発生している場合は、見た目の問題から成長期の心理面に影響を与える可能性があるでしょう。
また、発生部位によっては、身体的機能に影響を及ぼすこともあります。例えば、まぶた付近にできた場合は、視力障害を引き起こす可能性があります。

さらに、スタージ・ウェーバー症候群や、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群などの合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
スタージ・ウェーバー症候群は、てんかん発作や運動麻痺などの神経症状、あるいは緑内障などの眼症状をともないます。クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群は、手足にできた血管腫により疾患部が肥大する病気です。クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群の症状は、成長につれ進行し、機能障害や整容上の問題を引き起こします。
このように、単純性血管腫を放置することは、さまざまなリスクがあると言えるでしょう。

 

単純性血管腫の見分け方や他の赤あざとの違い

赤あざにはいくつかの種類があります。単純性血管腫以外の赤あざや、その特徴を以下に解説します。
「あざ」とは皮膚の一部が、周囲の色と異なっている状態です。体をぶつけた際にできる肌の変色もあざと呼ばれますが、血管腫とは別の症状です。

 

苺状血管腫

苺状血管腫は、小さいものは数mmで、大きいものは10cmを超える場合があります。形はさまざまで、あざの部分が盛り上がっているのが特徴です。特に発生箇所は決まっておらず、体の各所にできます。
生後数日から数週間後に現れ、急激に大きくなるのが特徴です。その後だんだん縮小し、10歳くらいまでにはほとんどなくなります。このため、治療せずに経過観察することが多いです。
しかし発生した箇所により、身体機能に影響を及ぼす可能性がある場合などには早期の治療が必要です。

 

サーモンパッチ

サーモンパッチは「正中部母斑」とも呼ばれる赤あざの一種です。できる箇所で呼び分けられ、眉間やおでこ、まぶたなど、顔の真ん中にできるあざをサーモンパッチと呼びます。
新生児の20〜30%に発生し、生後すぐに現れほとんどの場合は、1歳から1歳半くらいの間で自然に薄くなり消えていきます。
色は淡い赤色で、でこぼこの無い平坦なあざです。あざと周辺の境目ははっきりしていません。

 

ウンナ母斑

ウンナ母斑は、うなじや頭部にかけて発生する赤あざを呼びます。
色は淡い赤色で平坦なあざです。あざとその周辺の境目ははっきりしていません。生まれつきできていて、3歳くらいまでには薄くなっていることが多いです。まれに色の濃い場合などは消えないことがあります。

 

単純性血管腫の治療について

単純性血管腫の治療について、以下を解説します。

・治療の必要性

・治療のタイミング

・レーザー治療が一般的

 

治療の必要性

単純性血管腫は自然に消えることはないため、発生部位や症状によって治療が勧められます。一度形成された単純性血管腫は、治療をしなければそのまま残るのが一般的です。
成人になると、暗赤色や紫色に近い色になり、皮膚が厚くなったり血管が盛り上がりが目立ったりするケースもあります。
このように、身体機能への影響が懸念される場合や、見た目の影響を考慮して治療を検討します。

 

治療のタイミング

単純性血管腫の治療はどの年齢でも可能ですが、乳児期から始めることで高い治療効果が期待できます。1歳未満の乳児は皮膚が薄く、血管も浅い場所にあるため、レーザーが届きやすいためです。
早めの診察を受けることで、合併症の早期発見につながるだけでなく、お子さまがあざを気にするストレスを減らせるでしょう。

 

レーザー治療が一般的

単純性血管腫の治療は、レーザー治療が一般的です。レーザー治療は副作用が少なく、7〜8割程度の治療効果が見込めます。
患部にレーザーを照射し、増殖した毛細血管を閉塞します。1回で完了することは少なく、複数回の治療が必要になりますが、1歳未満の赤ちゃんでも施術可能です。数回治療を続けていくことで、次第にあざが薄くなっていきます。
レーザー照射後は毛細血管が壊れるための内出血や、熱を加えた部分の炎症、水ぶくれなどの症状がでる場合があります。

 

当院のレーザー治療について

当院では、Vビームプリマを使用して治療を行います。Vビームプリマは、レーザー照射直前に冷却ガスを噴出することで、表皮を熱損傷から守ります。
従来のレーザー機器よりも肌への負担や痛みなどを抑えられるため、安全な治療が可能です。施術時間は1回の治療で1〜10分程度で済みます。
赤ちゃんは保険適用となるため、0〜3割負担での治療ができます。
費用の目安は以下の通りです。(初・再診料、麻酔代金、処方箋料等の基本の保健理療費は別)

 

面積 費用
10cm2 21,700円
(1割負担:2,170円/
3割負担:6,510円)
11〜20cm2まで 26,700円
(1割負担:2,670円/
3割負担:8,010円)
21〜30cm2まで 31,700円
(1割負担:3,170円/
3割負担:9,510円)
31〜40cm2まで 36,700円
(1割負担:3,670円/
3割負担:11,010円)

※10cm2ごとに5,000円が加算されます。上限は106,700円です。

 

気になる方は医師による診察を

単純性血管腫は放っておいても自然に消えることはありません。赤あざにはいくつかの種類があり、見極めが難しい場合もあります。
また、単純性血管腫の治療は大人よりも幼児の方が治療の効果が出やすいため、早期の診断や治療がおすすめです。
当院ではレーザーによる最新治療で施術し、日帰り治療にも対応しています。血管腫全般の診察、治療はぜひお任せください。

あざ治療をご希望の方は、
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