扁平母斑は再発しやすい?アザの治療は早期治療が効果的!
「生まれつきのあざって、治らないのかな?」
「子供のあざは治療できないの?」
あざでお悩みの方のなかには、このように諦めている方もいるかもしれません。
あざは、生まれつきのものもあれば、成長とともに生じるものもあります。
また、あざができる原因も治療法さまざまです。
この記事では扁平母斑の原因や治療法を詳しく解説していきます。
アザの種類
茶あざ
茶あざには、うまれつきにできるものも多くありますが、思春期以降にできるものもあります。
茶あざには「遅発性母斑」や「扁平母斑」などの種類があります。
青あざ
青いあざは、「メラニン」という色素が原因で発生します。
皮膚は上から表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っています。
メラノサイトの異常によってできるあざには、「太田母斑」や「異所性蒙古斑」などがあります。
赤あざ
赤あざとは、その名の通り、赤みを帯びるあざをいいます。
一般的には、このあざは血管が広がるなどして生じるものであり、部位を選ばずに発生し、大きさもさまざまです。
後天性のもの、先天性のもの、両方が存在します。
この赤あざは、子供のころから大人にいたるまでサイズが変わらないものがあれば、成長するにしたがって次第に消えていくものもあります。
種類は大きく分けて「単純性血管腫」と「いちご状血管腫(乳児血管腫)」があります。
扁平母斑とは
扁平母斑は一般に茶色アザと呼ばれる扁平な色素斑です。
生まれつきあるものや、思春期頃に出てくる場合があり、体中のどこにでも出現します
一般に大きさや色調は一生変化はなく、癌などの悪性腫瘍になることもありません。
症状
はっきりとした茶色で真っ平な母斑が特徴的です。
手のひらや足の裏以外の部位で発生するとされ、大きさや形は様々あります。
ほくろのように皮膚から盛り上がることはありませんがそのために盛り上がりの無いあざと言う意味で扁平母斑と呼ばれています。
通常は茶色のあざですが、茶色のアザの中に直径1mm程度の小さな黒い点が混在することもあります。
扁平母斑は、先天的なケースが大半ですが、人によっては思春期頃に発生することもあります(遅発性扁平母斑:発生と同時に毛が生えることも多い)。
ちなみに放置をしたとしても症状が悪化するということはなく、また自然に消えることもないので、あざを消したいという場合は治療(レーザー治療)を行うことになります。
原因
なんらかの原因によりメラノサイトがメラニンを過剰に産生することで、皮膚の浅いところでメラニンが増え、周囲の皮膚と比較して茶色くみえるようになります。
治療
扁平母斑は、それのみで健康を損なうことはありません。
また、基本的に悪性化することはなく、無治療のまま経過観察することもあります。
ただ、サイズが大きい、数が多い場合、顔などの目立つ部位に扁平母斑がある場合には、美容的な観点から治療対象となることがあります。
当院では、従来より性能の良いピコレーザーを使用しています。
扁平母斑の方が見えたら、まずレーザー治療を行い、有効である方は、治るまで治療を行います。
1~2回のレーザー治療を行い、扁平母斑が直ぐに再発する場合には、手術療法を考慮します。
しかし、治療前の段階で効果を予想することは難しいため、皮膚病変の一部を治療し、その後の反応をみながら適応を決定していきます。
扁平母斑いつまで残る?
生まれつきある場合が多く茶色のあざで、全身に見られます。成長とともにはっきりし、基本的に治療をしない限り自然と消えることはありません。
再発する例も多いですが、根気よくレーザー照射します。
扁平母斑は色素斑であるため、レーザー照射後一度消えても再発をする例も多いです。30%の方は、一回の照射で消えますが、60%の方は再発を繰り返して、治療回数をかさねる毎に、徐々に薄く、また再発の期間も長くなってきます。
思春期になって発生する遅発性扁平母斑では、多くの方に効果を認めます。先天性の扁平母斑では、成人の場合でレーザーが効くのは稀で、再発を高率に繰り返します。
幼いときのほうが、皮膚が薄くあざの範囲が小さいために治療効果が高く、早めの治療が望ましいと考えられています。
まとめ
今は昔と違いレーザーで「色を抜く」治療ができるようになりました。
傷跡も残らず、短時間で痛みも少ないため、乳児期から治療をはじめることができます。
あざの種類はたくさんあり、それぞれに治療法が異なります。
「レーザーで消えるあざなのか」
「治療をするなら、いつからできるのか」
といったお悩みをお持ちの方は一度当院へ相談ご相談ください。
あざ治療をご希望の方は、
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