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赤ちゃんの頭にあざを見つけたママは必見!専門医が徹底解説!

コラム
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はじめに

生まれたばかりの赤ちゃんの頭にあざを見つけたとき、とても不安になりますよね。

 

どこかで頭を打ったのではないか…
赤く濁った色をしている場合は、血がたまっているのではないか…
すぐに消えるのかどうか…

 

この記事では、赤ちゃんの頭によくみられる2種類のあざと当院のレーザー治療について解説します。

 

ウンナ母斑(単純性血管腫)について

特徴

ウンナ母斑とは赤ちゃんの頭からうなじの部分に発生する淡い赤色のあざです。
周囲の皮膚と境界がはっきりしておらず、触ってみてもでこぼことした表面ではありません。

 

ウンナ母斑は毛細血管が局所的に集まっているため、薄いピンクのようなあざになります。
そのため赤ちゃんが泣いたり、お風呂に入ったりしたときなど血流が良くなった時は、毛細血管が拡張して赤みが濃くなることがありますが、時間が経って体が冷えることで元に戻ります。

また、ギュッとつまんだり、押したりすると一時的に色が消えることがありますが、これは毛細血管へ血が回らなくなり、色が薄くなったように見えるからです。

 

ウンナ母斑は新生児の20~30%が持っているとされています。4人に1人の赤ちゃんにあると考えるとそう珍しくはないものです。

 

治療方針

基本的には3歳までレーザー治療は行わず、外来で経過を見ていきます。
理由としては、ウンナ母斑は消えずに残っていても悪性にはならず、多くの場合は3歳頃までに勝手に薄くなり消えていくからです。

 

また、頭髪に隠れるところの場合、レーザー治療は行いません。

頭皮へダメージを与える恐れがあり、頭髪で隠せている間は周囲も本人も気にならず、気付いたら消えていたケースも多くあります。

 

頭髪に隠れず、色も濃くお子さんがウンナ母斑を強く気にしている場合は専門医による診察をお勧めします。

 

乳児血管腫(いちご状血管腫)について

特徴

いちご状血管腫は乳児血管腫とも呼ばれ、体の様々な場所にできる赤あざです。
ウンナ母斑と同じように毛細血管が異常に増殖したことが原因で発生します。
そのため顔や頭、手足、喉など体の表面に限らず、時には内臓に現れることもあります。

 

形や大きさは様々ですが、大きく分けて3種類あります。
・局面型イチゴの表面のような隆起したあざ
・腫瘤型大きく膨らんだコブのようなあざ
・皮下型:皮膚内部にあざができるため青いあざのようなものができます。

 

生後1~2週間以内に湿疹のような状態で現れ、生後半年ごろまで増大し、1歳を過ぎたころから縮小をはじめます。

その後3~6歳で消退して気にならなくなっていきます。

 

しかし、消失したのちも多くの場合で色素沈着したあざの跡や、皮膚がたるんでシワのような跡が残ることがあります。
また、一部では完全に消退せず、赤み、ふくらみが残ることもあるので最近では早期の治療をおすすめしています。

 

治療方針

レーザー治療と内服治療の2つの選択肢がありますが、場合によってはどちらも併用して治療を進める場合があります。

 

生後半年~1歳のピーク時にかなりのサイズにまで肥大化してしまうと、そのときに伸びた皮膚が縮みきらず盛り上がりだけが残ってしまいます。
そのため最近では早期にレーザー治療を行い、ピーク時の大きさを緩和して赤みやふくらみを抑える形式をおすすめしています。

 

レーザー治療について

ここまで赤ちゃんの頭によくできる2つのあざを紹介しましたが、診察次第でどちらもレーザー治療は可能です。
しかし赤ちゃんの頭にレーザーを当ててあざを消すと考えると、不安に感じられる方はもちろんいらっしゃると思います。
そこで当院のレーザー治療について、【痛み】【治療費用】【術後のケア】の3点を解説します。

 

痛み

当クリニックは最新レーザー機器VビームPrimaを使用しています。
施術時は冷たい空気を当てて表皮を保護しながらレーザー照射を行っていきます。

 

輪ゴムでパチンとしたような痛みですが、従来のレーザー治療と比べると、冷却機能によりほとんど痛みは感じません。
さらに必要に応じて麻酔のテープやクリームを塗ることもできます。施術時間は数分です。

 

一般的なレーザーは黒色のメラニンに反応しますが、Vビームは赤血球の赤色に反応し、吸収分解を促して、ウンナ母斑やいちご状血管腫の原因である異常に増殖した毛細血管を徐々に縮め、赤みをとることができます。
冷却機能を備えているため、施術時の痛みと肌への負担を軽減することができ、ダウンタイムも短くなります

 

1回の施術で消失することもありますが、残った場合は3ヶ月間隔で追加の施術を行いながら経過を見て行きます。
ウンナ母斑やいちご状血管腫では何か月もかけて施術することはあまり見られませんが、基本的にあざの治療は長期戦です。

 

私たちとともに辛抱強くあざ治療と向き合っていきましょう。

 

治療費用

こども医療費助成制度の年齢であれば保険適用で、赤ちゃんのあざはレーザー治療を行えます。
自己負担額は6歳未満であれば2割、それ以上であれば3割です。

 

また、大阪市の助成金の適用を受けることで、自己負担額をさらに抑えることができます。
詳しくは医師までご相談ください。

 

術後のケア

レーザーに対する反応で、術後は赤く炎症が起こってしまうことがありますが、炎症はその後紫斑となり1〜3週間ほどで消失します。
また、炎症後色素沈着のおそれもありますが、2~3か月でもとに戻ります。

 

副作用が落ち着かないまま、治療のスパンを急ぐと炎症後色素沈着が邪魔で効き目が落ちてしまいます。
あざのレーザー治療に焦りは禁物です。

 

ゆっくりと一緒に治療していきましょう。

術後は、状態によって軟膏治療や紫外線ケアをします。
当クリニックは最善を尽くして副作用が消えるよう術後処置を行います。

 

まとめ

赤ちゃんの頭にあざができた場合は、まずどのような色味や形をしているのか落ち着いて観察を行い、疾患名を見極める必要があります。
発症直後はどうしても自分だけで見極めることが難しい場合もありますので、まずは専門医へご相談ください。

 

当クリニックでは的確な治療・ケア・アドバイス等を専門医が行っています。
ぜひ一度クリニックへご相談くださいませ。

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