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苺状血管腫ができる原因とは?赤ちゃんのあざには早期治療を!

コラム
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苺状血管腫ができる原因は明確に判明しておらず、見た目がいちごのように赤くボコボコしている赤あざです。苺状血管腫は、1歳をこえる頃から徐々に自然消退すると言われていますが、あざの程度によっては将来傷跡が残る可能性があります。そのため早期治療が推奨されており、気になる症状がある時は早めに相談をすると安心です。そこで本記事では苺状血管腫について解説するとともに、治療内容についても紹介します。

 

苺状血管腫とは?

苺状血管腫は、赤ちゃんや幼児に見られる赤あざの一種です。

 

● 苺状血管腫の症状と原因
● 早期治療が必要な症状

 

ここでは、苺状血管腫について紹介します。

 

苺状血管腫の原因と症状

苺状血管腫ができる原因は、毛細血管の繁殖によるものと言われています。しかし毛細血管が繁殖する原因は判明しておらず、苺状血管腫の原因は明確になっていません。苺状血管腫は、赤ちゃんや幼児によく見られる赤あざで、体のどの部分にでもできる可能性があります。表面はイチゴのように赤く盛り上がり、ボコボコしているのが特徴です。苺状血管腫は生まれた直後からあるあざではなく、出生後数日から数週間経った頃に急速に発生します。ほとんどの場合、苺状血管腫は成長とともに自然に縮小し消失しますが、一部の症例では更に膨らんだり出血したりするケースがあるため、注意が必要です。

 

早期治療が必要な症状

苺状血管腫はあざができる場所や症状によって、早期治療が必要な場合があります。特に急速な肥大化や盛り上がりが大きいものには注意しましょう。急激にあざが肥大化すると、跡が残りやすく、潰瘍や感染、出血する可能性があります。他にも口や鼻、目などの近くにできた場合にも機能障害が生じる恐れがあるため、早期治療が必要です。苺状血管腫は自然消退すると言われていますが、様々なリスクもあるため、気になる症状がある時は専門家へ相談しましょう。

 

苺状血管腫に似た赤あざ

苺状血管腫は、見た目が他の赤あざと似ているものがあります。

 

● サーモンパッチ
● ウンナ母斑

 

ここでは苺状血管腫と間違われやすい赤ちゃんの赤あざについて紹介します。

 

サーモンパッチ

サーモンパッチは、顔の中心部分によく見られるあざの一種です。主に眉間やおでこ、まぶたなどに発生します。特徴的な点は、平らであることや肌との境界がはっきりしていないことです。
サーモンパッチは体の成長とともに自然に消失することが多く、放置しても問題ないと言われています。治療が不要なケースがほとんどですが、あざの色が濃い場合は自然に消えないこともあるため、医師の診察を受けるようにしましょう。

 

ウンナ母斑

ウンナ母斑は、頭部からうなじにかけて出現するあざです。あざの特徴は平らであり、一時的にあざを圧迫するとその色が消えることが挙げられます。色は均一な赤色で、あざの境界ははっきりしています。またあざは横に広がることは少なく、一か所に集中しているケースが多いです。ウンナ母斑は自然消退することが多いですが、大人になっても残る場合があります。目立つ場所にある場合や色が濃い時は、跡が残る心配を軽減できるため、治療を行うことがおすすめです。

 

赤ちゃんの赤あざは保険治療が可能

赤ちゃんの苺状血管腫は保険による治療が可能です。以前までは治療の対象とされていなかったため、保険が適用されていませんでした。しかし現在では、早期治療が推奨されるようになり、保険治療を行えるようになりました。保険による治療ができることで、治療費の負担が軽減でき、治療を始めやすい環境になったと言えるでしょう。
お子様の将来を考えると、赤ちゃんの頃から治療を始めることで、体や精神的な負担を減らすことができます。

 

苺状血管腫の治療方法

苺状血管腫の治療は、主に2種類の方法があります。

 

● レーザー治療の特徴
● レーザー治療の安全性と注意点

 

ここでは、それぞれの治療方法について紹介します。

 

レーザー治療

苺状血管腫のレーザー治療は、早期から行うことで増大を抑え、痕を残しにくくする方法です。多くのクリニックでは、Vビームという機器を使用しています。特徴としては肌の負担と痛みを最小限に抑えることが可能で、赤ちゃんにも使用できる程、安全性が高い治療方法です。3ヶ月に1回のペースで治療を行うことが一般的ですが、あざの成長が急速な場合は、1ヶ月に1回など短い間隔で行う時もあります。

 

レーザー治療の副作用

レーザーの照射後は、軽いやけどや照射部分が紫のような色に変化する場合があります。照射部位が紫のように変化するのは、一時的な血管の収縮や色素の反応によるものです。通常、数日から1週間程度で自然に改善されるので安心してください。他にも照射部分は、皮膚が弱くなります。そのため1週間程度は、掻いたり、刺激を避けたりしましょう。レーザー治療による副作用は存在しますが、比較的軽度であり一時的なものが大半を占めています。

 

レーザー治療による痛み

レーザー治療の痛みは、一般的には輪ゴムではじいたような痛みと言われています。治療で使用する機器の種類や照射場所によっても異なり、痛みの感じ方には個人差があります。痛みが心配な方は、麻酔を使用したレーザー治療が可能ですので、不安な方は事前に相談しておくといいでしょう。

 

内服治療

内服薬の治療では、へマンジオールシロップによる治療がおこなわれます。血管腫の成長を抑える効果に期待できます。特にサイズの大きなものや、目や鼻の近くなどにできた苺状血管腫に対して有効な治療法です。内服治療には低血糖などのリスクがあるため、治療導入時に入院が必要となります。内服治療の適応と判断した場合は適切な医療施設にご紹介します。

 

レーザー治療の流れ

ここでは、レーザーによる治療の流れについて紹介します。

● レーザー照射開始

 

レーザー照射開始

レーザーの照射時間は、あざの大きさや部位によって異なりますが、数分程度で完了します。短い照射時間で高い効果に期待できるため、苺状血管腫にはレーザー治療がおすすめです。

 

まとめ

苺状血管腫は自然消滅するあざですが、現在では早期治療が推奨されるようになりました。急激に大きく変化することや出血するリスクがあるため、早期から治療を始めると安心です。また苺状血管腫は、見た目が似ている他のあざも存在するため注意しましょう。治療にはレーザーの使用が一般的で、保険の適用が可能です。気になる症状がある場合は、早めに相談することをおすすめします。

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