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ADMの治療で失敗したくない!失敗のリスクを避ける治療方法と注意点を解説

コラム
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ADMに限らず、シミやアザの治療を検討している方は「失敗したくない」と思うのではないでしょうか。失敗を避けるためには、正しい治療方法を選択することが重要です。 本記事では、ADMの治療で失敗するリスクが少ないレーザーについて詳しく解説します。治療を受ける際の注意点も紹介するので、ADMの治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

ADMの治療の失敗例

ADMの治療の失敗例を紹介します。

 

シミが濃くなった(炎症後色素沈着)

シミが濃くなった(炎症後色素沈着になった)失敗例です。ADMの治療では、レーザー照射後に色素沈着が起きることは珍しくありません。特に、Qスイッチレーザーで治療をした過半数以上の人に起こり得る症状です。

炎症後色素沈着は一時的な症状で、いわゆるダウンタイムとよばれるものです。レーザー照射後、数ヶ月は元の状態より濃く見えることがありますが、徐々に薄くなっていきます。

 

ただし、他の症状と間違って診断され、ADMの治療に適していないレーザーを照射すると、シミが濃くなったまま戻らなくなる可能性もあるため注意が必要です。

 

赤みなどの炎症が残った

赤みや炎症が残った失敗例です。失敗の原因として以下の理由が考えられます。

 

  • レーザーの出力や調整が適切に行われなかった
  • アフターケアが適切ではなかった

 

レーザーを照射した直後は、肌のバリア機能が低下しています。レーザー治療後、保湿や紫外線対策を怠ると傷や炎症が残り、その箇所が色素沈着する場合もあります。

 

シミが消えなかった

シミが消えなかった失敗例です。失敗の原因として考えられるのは以下のとおりです。

 

  • レーザーの出力が弱かった
  • 適切なレーザーで施術されなかった

 

ADMに効果のあるレーザーを使用しなければ、シミが消えることはありません。また、ADMは他のシミやアザと比較すると治療期間が長いため、治療効果をすぐに実感できません。さらに、1回の治療では消えないケースが多いため、根気強さが必要です。

 

ADMの治療で使用される2種類のレーザー

ADMの治療では、以下の2種類のレーザーが使用されます。

 

ピコシュア(ピコレーザー)

まずは「ピコシュア(ピコレーザー)」です。ピコシュアは、衝撃波でシミにアプローチします。周囲への肌組織のダメージが少なく、ダウンタイムが短いことが特徴です。

治療中は、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じますが、他のレーザーと比べると痛みを抑えられます。当院ではピコシュアを使用して治療を行います。

 

Qスイッチレーザー

もう一つのレーザーが「Qスイッチレーザー」です。Qスイッチレーザーは、熱エネルギーでシミにアプローチします。メラニン色素に反応するため、効率のよい治療ができますが、色素沈着を引き起こすリスクが高くなります。 肌質によって差はありますが、過半数の方が色素沈着を引き起こします。

また、年齢が関係していることもあるため注意が必要です。過去にQスイッチレーザーで治療を受け色素沈着にならなかったとしても、次もトラブルがないとは言い切れません。Qスイッチレーザーは、ピコシュアと比較すると色素沈着のリスクが高いことを覚えておきましょう。

 

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ADMの治療で失敗するリスクが少ないレーザーはピコシュア

ADMの治療で、失敗するリスクが少ないレーザーはピコシュアです。ピコシュアの治療効果や治療内容、治療費について詳しく紹介します。

 

ピコシュアの治療効果

ADMの治療にはピコシュアが適しています。失敗のリスクも少なく、再発することもほとんどありません。つまり、1度治療をすればADMに悩まされることがなくなります。

ただしADMは、皮膚の深い層にできるシミのため、レーザー照射後すぐに症状が改善されるわけではありません。約1年かけて、徐々に薄くなっていきます。

 

ピコシュアの治療内容

ADMといっても、症状は患者様によって異なるため、一人ひとりの症状に合わせて、適切な波長やエネルギーを設定して治療していきます。

また、先述したとおりADMの治療には時間がかかります。合併症のリスクを避けるため、治療間隔を6ヶ月以上あけるためです。

 

レーザー照射後、色素沈着が残っている箇所に再度レーザーを照射すると治療効果を下げてしまいます。つまり、ADMの治療は「適切な治療間隔を空けることが重要」ということです。

アフターケアの期間を含めて、9ヶ月~1年半程度の治療期間がかかります。

 

ピコシュアの治療費

当院では、保険適用(3割負担)でADMの治療を受けられます。

 

種類 料金
PICOスポット 1ショット385円
PICOトレーニング 6,930円
PICOフラクショナル 15,400円

レーザーを照射する範囲によって治療費は異なります。患者様それぞれの症状を見て治療方針を決定します。

 

ADMのレーザー治療後のダウンタイム

ADMのレーザー治療後のダウンタイムとして、以下のような症状が挙げられます。

 

赤み

レーザー照射後、軽いやけどのような赤みが出る場合があります。赤みは一過性のもので、持続することはほとんどないため、過度な心配をする必要はありません。時間の経過とともに、薄くなっていきます。

 

腫れ

肌が火傷のように腫れ、水ぶくれのようになる場合があります。腫れは数日続くことがありますが、次第に元の状態に戻ります。水ぶくれになった場合は、破ると跡が残る可能性があるため、触らないように注意してください。

 

内出血

レーザー照射後、内出血が起きる(肌に紫色の跡が残る)場合があります。局所的に強い出力で照射した場合に起きやすい症状です。通常、1週間~2週間程度で元の状態に戻ります。

 

かさぶた

レーザーで破壊されたメラミン色素が、かさぶたとなって肌の表面に浮き出てきます。一般的なかさぶたと同様、1週間程度で自然とはがれ落ち、新しいきれいな肌に生まれ変わります。必要以上に触ったり無理にはがしたりすると、シミや傷跡が残る可能性があるため注意しましょう。

 

色素沈着

色素沈着はレーザー照射後すぐに現れるものではなく、1ヶ月ほど経過してから出るものです。シミが濃くなったように見えるため不安になる方が多い症状ですが、次第に薄くなっていきます。症状がおさまるまで3~4ヶ月といわれていますが、体質によっては1年近く長引くケースもあります。

 

ADMの治療を受ける際の注意点

ADMの治療を受ける際の注意点は以下のとおりです。

 

通常のシミよりも治療期間が長い

繰り返しになりますが、ADMは他のシミと比較すると治療期間が長くなります。レーザー照射後、すぐに症状が改善されなかったり、シミが濃くなったように見えたりしても失敗ではありません。そのため、時間がかかることをあらかじめ留意しておく必要があります。

不安を感じて、他の病院を受診することはできるだけ避けましょう。色素沈着した箇所に再度レーザーを照射すると、症状を悪化させる原因になります。

 

診断と治療方法の選択が重要になる

ADMの診断と、適切な治療方法の選択が「早く」そして「きれい」に治療する近道です。特に、ADMは好発部位や症状が似ている肝斑と間違われやすいため注意が必要です。肝斑は、レーザートレーニングや光治療などで治療できますが、ADMには治療効果がありません。

適切な診断をしてくれる、信頼できる病院選びも重要です。

内部リンク: ADMと他のシミの見分け方を解説

 

まとめ

ADMの治療には、失敗のリスクが少ないピコシュアが適しています。適切な症状の診断と、治療方法の選択が非常に重要です。

当院は、リスクの少ないピコシュアを使用して治療を行います。ADMの治療は保険適用で受けられるので、お気軽にご相談ください。

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