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汗管腫は保険適用できる?自由診察の料金の目安と治療法について解説

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汗管腫は保険適応されない

汗管腫の治療は、原則として健康保険が適用されません。
 
理由としては、汗管腫は悪性の腫瘍ではなく、命に関わるような危険性がないため、保険診療の範囲には含まれないのです。そのため、実際に治療を希望する際は、自由診療となり、費用はすべて自己負担となります。
 
保険が適用されるのは健康に大きな影響を与えるような疾患の場合です。そのため見た目の改善や、生活の質をあげる目的のもの、予防目的のものは保険適用されず自由診療となります。
 
汗管腫は人体に悪影響を与えるわけではなく、見た目の改善に当てはまるため自由診療となります。

 

間違いやすい老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)は保険適用可能

先ほど汗管腫は保険適応されないと紹介しましたが、類似疾患である老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)は保険が適応できます。どちらも見た目が少し盛り上がっているため、見分けがつきにくいことがあります。
 
この老人性疣贅の場合は、保険が使える治療として、液体窒素をあててイボを凍らせて取り除く方法がよく行われます。しかし、汗管腫は皮膚の表面ではなく、もっと奥の「真皮」という場所にできるため、この治療法ではあまり効果がありません。
 
むしろ、表面の皮膚が傷ついて黒ずんでしまうなど、逆に肌トラブルの原因になることもあります。見た目が似ていることから間違われやすい疾患の一つですが、症状によって保険適応の可否はことなるため、まずは適切な診察を受けることが大切です。

 

汗管腫に似ている類似疾患

汗管腫は、見た目が他の皮膚疾患とよく似ているため、自己判断が難しい場合があります。ここでは、汗管腫と間違えられやすい代表的な類似疾患についてご紹介します。

 

  • 稗粒腫
  • エクリン汗嚢腫
  • 黄色腫

 

稗粒腫 エクリン汗嚢腫 黄色腫
見た目 白いぶつぶつ 透明または青色の嚢胞 黄色の扁平な隆起
触感 硬い 柔らかい
動きやすい
やや柔らかい
自覚症状 なし なし なし

 

稗粒腫

稗粒腫(はいりゅうしゅ)は、目のまわりや鼻先などにできる、小さくて硬い白いぶつぶつの腫瘍です。
 
見た目は、白ニキビにも間違われることがありますが、炎症や膿、痛み、かゆみといった自覚症状がないのが特徴です。この疾患は、皮膚の深い部分にできるため、自然に治ることは少なく、自分で潰しても完全に取り除くのは難しくなっています。
 
自然に治癒しないものの、良性の皮膚腫瘍なので、放っておいても健康に影響はありません。しかし、目立つ場所にできやすく、メイクでも隠しにくいため、見た目が気になって治療を希望される方も多くいらっしゃいます。また、まれに悪性のものもあるため、注意しましょう。

 

エクリン汗嚢腫(かんのうしゅ)

エクリン汗嚢腫(かんのうしゅ)は、汗を分泌するエクリン腺に小さな袋状ができることであらわれる、良性の皮膚疾患です。特に目のまわりなど、顔の中心部にできやすく、透明や青みがかったふくらみとして見えることが多いです。大きさは数ミリから1センチほどで、触れるとやわらかく、少し動くような感触があります。
 
自覚症状はほとんどなく、痛みやかゆみもありませんが、顔にできるため見た目が気になる方が多く、美容目的での除去を希望する方も多いです。
 
そして、光を当てると青白く透けて見える「透光性」があるのも特徴のひとつです。エクリン汗嚢腫は、特に汗管腫と非常に似た見た目をしており、目元に複数現れた場合などは区別が難しくなる疾患の一つです。

 

黄色腫(おうしょくしゅ)

黄色腫は、まぶたの周辺によく見られる黄色っぽい皮膚の盛り上がりで、平たく少し膨らんだような見た目をしています。痛みやかゆみなどの自覚症状はなく、日常生活に支障をきたすこともほとんどありません。
 
皮膚の内部に脂質を多く含んだ細胞がたまることで発生する腫瘍で、色や形の特徴から周囲に気づかれやすい疾患のひとつです。汗管腫と同様に目のまわりにできるため、見た目だけで判断すると区別がつきにくいこともあります。
 
気になる症状があれば、専門医の診察を受けると安心です。

 

汗管腫の治療に効果的なポテンツァについて

 

項目 ポテンツァ
治療の仕組み 微細な針を真皮層に刺入し、高周波(RF)を照射。コラーゲン生成を促進し、薬剤を直接導入。
効果のある症状 ニキビ、汗管腫、毛穴、赤ら顔、肌のたるみ、小じわ、ニキビ跡など
ダメージとダウンタイム 肌へのダメージが少なく、赤み・腫れは数時間〜数日で改善。翌日からメイク可能。
効果 内側からの根本改善が期待でき、少ない回数でも高い効果が見込める。
カスタマイズ性 針の長さ・本数、照射モード、コーティングの種類を調整可能。肌質・悩みに応じた施術が可能。

 
ポテンツァは、ニキビや汗管腫など、肌の深部に作用し、皮膚トラブルを根本から改善できる高性能な美容治療機器です。この治療法では、微細な針を肌の真皮層まで刺入し、高周波を照射して行われます。
 
これにより、コラーゲンの生成を促しながら肌を引き締め、さらに薬剤を患部に直接届けることで、肌の内側から根本的な改善が見込めます。
ポテンツァの大きな特徴は、針の長さや本数、照射モード、コーティングの種類などが自由に調整できる点です。肌質や悩みに応じてカスタマイズ施術が受けられるため、あらゆるお悩みに対応できます。
 
また、肌へのダメージを最小限に抑えられるため、ダウンタイムも短く、翌日からメイクが可能な点でも人気を集めています。施術後は、赤みや腫れはありますが、数時間〜数日で治まり、かさぶたも自然に剥がれ落ちていきます。そして少ない回数でも高い効果が期待できることから、忙しい方や早く改善を目指したい方にもおすすめの治療法となっています。

 

料金

ポテンツァの料金は、施術範囲や部位に応じて細かく設定されています。

 

施術箇所 料金
5か所まで 8,800円
10か所まで 16,500円
取り放題:額(30か所まで) 16,500円
取り放題:頬上部(片側30か所まで) 16,500円
取り放題:頬下部(片側30か所まで) 16,500円
取り放題:鼻(20か所まで) 11,000円
取り放題:口周り(顎含む20か所まで) 11,000円
取り放題:顎下(片側30か所まで) 16,500円
取り放題追加料金:汗管腫1か所 500円

 
小範囲の治療では、5か所まで8,800円、10か所まで16,500円といった段階的な料金があり、気になる部分だけをピンポイントで治療したい方に向いています。
 
また、より広い範囲を一度にケアしたい方には「取り放題」メニューも用意されています。例えば、額(30か所まで)、頬上部や下部(片側30か所まで)、顎下(片側30か所まで)はそれぞれ16,500円となっており、鼻(20か所まで)や口周り・顎(20か所まで)は11,000円で受けられます。さらに、汗管腫が特に多い場合は、1か所につき追加で500円で対応可能です。自由診察となるため保険が適応できませんが、比較的選びやすい料金体系となっています。

 

クリニックで治療をしたほうが良い理由

汗管腫は治療を行わなくても健康に影響はありませんが、症状が進行すると、小さなぶつぶつが徐々に広がっていくことがあります。
 
特に汗管腫は目の周りにできることが多いため、日常生活において人の視線が気になる、自信の喪失、人と会うことに消極的になったりするケースも少なくありません。また、汗管腫は皮膚が盛り上がってしまうため、ファンデーションなどだけでは隠しきれず、美容的観点から悩む方も多いです。
 
そのため、少しでも気になる場合はクリニックでの治療をおすすめします。クリニックで治療を行うとこで、適切な治療法で再発リスクを抑えつつ、見た目の改善を向上させることが可能です。汗管腫は再発しやすい性質を持っているので、継続的に経過を相談できる「信頼できるクリニック」での治療が推奨されます。

 

当院の特徴

当院は、赤ちゃんから大人まで「様々なできもの」に特化した形成外科クリニックです。形成外科専門医と皮膚科専門医が在籍しているため、専門的な知識と豊富な経験をもとに治療を行うことが可能です。
 
そして豊富な治療法の中から、患者様のお悩みに合わせてオーダーメイドの治療を提案しております。施術時の痛みにも最大限配慮しており、麻酔針や薬剤の調整など、少しでも患者様の負担を軽減する工夫を行っています。
 
また、忙しい方にも通いやすいように、平日だけでなく土日も診療が可能になっております。「きれいに治したい」「治療に不安がある」「痛みに弱い」などのお悩みをお持ちの方に、利用しやすいクリニックとなっています。

 

汗管腫にお悩みの方は当院にご相談ください

汗管腫は、目の周りなどにできる小さな盛り上がりを伴う良性の腫瘍で、健康への影響はありませんが、美容的な観点から治療を希望する方が多くなっています。そして、基本的に見た目の改善を目的とした治療は保険適用外となり、自由診療扱いになります。
 
当院では、治療範囲や個数などに応じた細かい価格設定を設けており、できる限り患者様の負担を抑えた治療を展開しています。腫瘍だけでなく、アザなど幅広く相談できますので、お悩みをお持ち方は気軽にご来院ください。

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