2025.6.15

 

汗管腫は自分で治すことはできる？

汗管腫は自分で治すことはできません。自然に治ることもなく、放置していても小さくなることはないため、クリニックで治療を行う必要があります。
 
無理に潰したりこすったりすると、赤く腫れて悪化する可能性があるため、自分で治そうとすることは避けましょう。

 

汗管腫は自然には治らない

汗管腫は良性の皮膚腫瘍であり、健康上のリスクはほとんどないため治療をしなくても人体に大きな問題はありません。
 
しかし「自然に治る」ことは基本的にはないため、気になる場合はクリニックで治療を行う必要があります。
 
汗管腫とは、エクリン汗腺と呼ばれる「汗腺」が原因で発生します。詳細な原因はまだわかっていませんが、。時間の経過とともに小さくなったり、目立たなくなる、ということはありません。
 
これは、汗管腫のとなる細胞が多数存在してることが原因にあります。むしろ時間の経過とともに数や大きさが増える傾向にあります。
 
汗管腫は、特に目のまわりにできることが多く、ニキビやシワのように見えてしまうため、美容面で悩む方も多いです。そのため、自然治癒を期待して放置するよりも、見た目が気になる場合には、早めに専門の医師に相談するのがおすすめです。

 

セルフケアでの改善

汗管腫をセルフケアでの改善を期待する方もいますが、残念ながら自分では根本的に治すことはできません。市販薬などを使用することで、一時的に肌にハリが出て目立ちにくくなることはありますが、あくまで見た目の印象がやわらぐだけで、根本的な改善には繋がりません。
 
また、イボ用の外用薬やニキビ治療薬を使用すると、誤って目に入ってしまうことで角膜を傷つける危険性があります。さらに、内服薬についても、汗管腫に対する効果は医学的に証明されていないため、使用は控えるようにしましょう。
 
汗管腫はセルフケアで改善を期待される方が多いですが、自己判断で対応するのではなく、医療機関で正しい診察を受けることが重要です。

 

間違ったセルフケアは悪化の原因にも

汗管腫は自力での治療が難しいだけでなく、間違ったセルフケアによって症状が悪化する恐れもあります。特に、ニキビやイボと勘違いして潰したり、無理にこすったりすると、炎症を引き起こして赤く腫れたり、さらに目立つようになってしまうことがあります。こうした刺激は、肌へのダメージを増やし、色素沈着や跡が残る原因にもなりかねません。
 
また、肌に合わない成分によってかぶれや、思わぬトラブルを招く可能性もあります。汗管腫は見た目が似ている他の皮膚疾患と間違えやすいため、正確な診断を受けて治療をしましょう。

 

汗管腫にはポテンツァを使った治療が効果的

ポテンツァは、汗管腫やニキビなどの肌トラブルを根本から改善する最新の治療法です。
 
極細の針を使用して真皮層に直接高周波を照射しながら、薬剤を注入することで、肌の内側から働きかけます。そして、高周波によってコラーゲンの再生が促されるため、肌トラブルの改善だけでなく、肌の引き締めやハリ感の向上にも期待できます。
 
さらに、注入する薬剤が肌トラブルの原因に直接作用するため、高い治療効果が得られるのが特徴です。
 
ポテンツァは、針の長さや本数、コーティングの種類、照射モードのバリエーションが豊富で、一人ひとりの肌状態に合わせたカスタマイズ治療が可能です。
 
従来のダーマペン治療と比べても、より精密な照射と薬剤の浸透が可能で、少ない回数でも効果を実感しやすいのも魅力の一つです。ポテンツァは肌へのダメージが少ないため、ダウンタイムもほとんどなく、施術翌日からメイクができる点も人気の理由となっています。

 

治療料金

汗管腫の治療料金については下記を参考にしてください。

 

 

治療上の注意点

ここではポテンツァを行う際の注意点を解説します。

 

• ダウンタイム
• 気を付けること

 
ポテンツァは安全性の高い治療になりますが、いくつかの注意点があるためしっかり確認しておきましょう。

 

ダウンタイム

ポテンツァの施術後は比較的ダウンタイムが少ないため、日常生活への影響も最小限となっています。
 
施術後の過ごし方としては、シャワーや洗顔は当日から可能で、入浴は翌日からであれば問題ありません。メイクも施術翌日から行えるため、仕事や外出の予定があっても安心して治療を受けられます。
 
施術直後には赤みや腫れが出ることがありますが、数時間から数日で自然に治まります。気になる場合は、マスクやお化粧などでカバーするとよいでしょう。また、ポテンツァは針を使用するため、内出血が起こることがありますが、1～2週間ほどかけて徐々に薄れていくので安心してください。
 
他にも、かさぶたができる場合もありますが、無理に剥がさないように心掛け、自然に剥がれ落ちるのを待つようにしましょう。施術後に軽い痛みを感じることがありますが、通常は数時間で落ち着きます。肌への刺激が少ない施術とはいえ、針を使用した治療となりますので、いくつかのダウンタイムが生じる可能性についてもしっかり理解しておくことが大切です。

 

治療後に気を付けること

ポテンツァ施術後は肌が一時的に敏感な状態になるため、いくつかの気を付けるポイントがあります。

 

• 肌を清潔に保つ
• 摩擦を避ける
• 紫外線対策を行う

 
まず、施術当日はメイクや飲酒を控え、肌を清潔に保つよう心がけましょう。また、腫れや痛みがある場合は、サウナや入浴、激しい運動など、体温を上げる行為は避け、安静し過ごせるようにしてください。
 
そして、施術箇所を擦ったりぶつけたりなど、強い刺激は厳禁です。施術後は、肌のバリア機能が低下しているため、色素沈着や炎症の原因になる可能性があります。他にも、肌をしっかりと保湿をし、紫外線対策を徹底しましょう。特に肌がデリケートな状態になるので、日焼けによるダメージを受けやすくなっています。外出時は日焼け止めを塗ることや帽子をかぶるなどの対策を行うことが大切です。
 
もし万が一、赤みや腫れがなかなか引かない、強い痛みが続くなど異変を感じた場合は、無理せず早めに医師へ相談することをおすすめします。

 

当院の特徴

当院は、できものやあざの治療に特化した形成外科クリニックです。赤ちゃんのあざや大人の汗管腫やシミ、ニキビ、粉瘤など、幅広いお悩みに対して専門的な治療を行っています。
 
そして、「病名が分からない」「どこに相談すれば分からない」という場合でも、気軽に相談できる環境を整えています。治療には、専門医が患者様一人ひとりに合わせて、幅広い中から最適なものをオーダーメイドで提案をしています。また自由診察だけでなく、保険診療にも対応しています。患者様の負担を最小限に抑えた丁寧かつ的確な治療で、お悩みに寄り添っています。

 

汗管腫にお悩みの方は当院にご相談ください

汗管腫は特に目の周りにできやすい良性腫瘍ですが、美容的な悩みを抱える方も少なくありません。そして自分で治すことや自然に治癒することもないため、適切な治療を行う必要があります。
 
誤ったセルフケアは症状を悪化させるリスクがあるため、汗管腫が疑われる場合、医療機関で相談しましょう。
 
当院は、できもの全般に特化したクリニックで、赤ちゃんから大人の方まで幅広い年代の方に寄り添った治療を行っています。さまざまな治療法をご用意しておりますので、症状に合わせたオーダーメイドの治療が可能です。汗管腫だけでなく、アザ全般の治療ならぜひ当院へご相談ください。