ヘッダーロゴ
大阪梅田形成外科クリニック
あざレーザー治療サイト
MENU

汗管腫の原因とは?効果的な改善策と再発防止策について解説

コラム
サムネイル

汗管腫は、目の周りや額などにできる小さなブツブツしたできものです。はっきりとした原因は判明していないですが、女性ホルモンや汗を分泌する「エクリン汗腺」の増殖が原因と言われています。そのため、思春期以降の女性に多く見られる疾患のひとつです。
 
本記事では、この汗管腫が発症する原因を詳しく解説します。「せっかく治療をしても原因が取り除けずに再発してしまうのでは?」といった心配をお持ちの方は是非参考にしてください。

 

汗管腫の原因について

汗管腫は、汗を作る「エクリン汗腺」が増殖することで発生すると考えられています。特に、エクリン汗腺の働きが活発になることや、女性ホルモンの影響を受けやすいことから、思春期以降の女性に多く見られます。また、遺伝的な要因も関係しているという説が指摘されている疾患でもあります。
 
汗管腫は良性の腫瘍であり、完全に取り除くことができれば再発することはありません。
 
しかし、レーザー治療では目に見えない部分に汗管腫が残ることがあり、その場合は時間が経つと再発する可能性があります。そのため、治療後の経過観察を入念に行い、再発に気を付けることが大切です。
 

再発防止のために気を付けること

汗管腫の再発を防ぐためには「食生活」や「スキンケア」を見直してみましょう。汗管腫は完全に取り除けば再発しませんが、不適切なケアや生活習慣の乱れが原因で新たに発生する可能性があります。

 

食生活を整える

食生活の乱れによって悪化や再発する恐れがあるため、バランスのよい食事を心がけましょう。特に注意したいことは「糖質」や「脂質」の過剰摂取です。ジャンクフードやお菓子、インスタント食品の食べ過ぎは、皮脂の分泌を増やし、汗管腫の悪化につながる可能性があります。
 
できるだけ控え、野菜や豆腐など栄養価の高い食材を中心にした食生活を意識することをおすすめします。
 
例えば、うなぎやレバー、ピーマン、アセロラなどの食品を日々の食事に取り入れるとよいでしょう。さらに、腸内環境を整えることも重要です。食物繊維が豊富な果物やイモ類、ヨーグルト、発酵食品などを食べることで、栄養の吸収を助け、健康な肌に近づけることができます。

 

スキンケアをしっかり行う

汗管腫の再発を防ぐためには、日々のスキンケアを丁寧に行うことが大切です。特に、洗顔時に強くこすることやタオルでゴシゴシ拭くと肌への負担が増し、汗管腫が悪化する原因にも繋がりかねません。スキンケアを行う際は、優しくケアすることを心がけましょう。
 
スキンケアの基本は、「汚れを残さないこと」と「十分な保湿」です。
 
日々のメイクや皮脂汚れをしっかり落とし、洗顔時はたっぷりの泡で優しく包み込むように洗いましょう。使用する水は熱すぎず、肌に優しい35度前後のぬるま湯が理想です。毎日の丁寧なスキンケアが汗管腫の予防や再発防止に繋がります。
 

汗管腫に似た疾患

汗管腫に似た疾患はいくつか存在し、見た目が似ているため自己判断が難しいケースが多いです。ここでは、特に間違えやすい「稗粒腫」と「眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)」を解説します。

 

稗粒腫

稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)は、まぶたや目の下、鼻先などにできやすく、1~2mm程度の白いぶつぶつしたできもののことです。見た目は汗管腫や白ニキビと間違われやすいですが、炎症や膿を伴わないことが特徴です。
 
痛みやかゆみなどの自覚症状はなく、健康上の支障がないため、放置しても問題がないと言われています。
 
しかし、顔にできやすいことから、メイクで隠しにくく、美容目的で除去を希望する方も少なくありません。気になる場合は無理に潰さず、医療機関で適切な治療を行うようにしましょう。

 

眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)

眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)は、上まぶたや下まぶたにできやすい腫瘍です。見た目は、黄白色で平たく盛り上がっていることが特徴となっています。この腫瘍は、数mm程度から1cm以上の大きさまで様々です。
 
上まぶたにできやすいですが、目の周囲に広がることもあるため注意しましょう。
 
眼瞼黄色腫に関しても、特に痛みやかゆみなどの症状はありませんが、徐々に大きくなることがあり、治療を希望する方が多い腫瘍です。視力や視野への影響はないとされていますが、気になる方は除去することをおすすめします。
 

効果的な改善方法

汗管腫の改善方法には、さまざまな治療法があります。治療方法を選ぶ際は、高い効果があり、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な治療法である「ニードル治療」について解説します。

 

ニードル治療

ニードル治療は、細い針を真皮層に刺して、高周波モノポーラRFを照射する施術です。この方法は、コラーゲンの再生を促進するため、汗管腫の改善だけでなく肌の引き締めやニキビなど様々な肌悩みにも効果があります。
 
ニードル治療の中でも特に「ポテンツァ」という機器は、ダウンタイムが少なく、施術後すぐにメイクができるため、日常生活への影響がほとんどありません。
 
当院でも扱っているこのポテンツァは、「ダーマペン」の進化版ともいわれ、近年注目されている治療法です。ニードル治療は、傷跡が少なく再発も低いため、複数回の施術で腫瘍を効果的に治療できます。

 

治療後の注意点

治療内容によって注意点が異なりますが、赤みや色素沈着は2~4か月程度で消失する方が多いです。この期間は軟膏などのクリームを塗ってケアする必要があります。
 
ポテンツァは、施術直後に赤みや腫れが生じるため、マスクなどでカバーすると安心です。
 
シャワーや入浴は当日から可能で、メイクは翌日からできます。針穴周辺に内出血が起こることがありますが、1~2週間で自然に薄くなります。かさぶたは1週間程度で剥がれ落ちるため、ダウンタイムが少なく安心です。

 

まとめ

汗管腫は、主に目の周りや額にできる小さなブツブツで、女性ホルモンやエクリン汗腺の増殖が原因と考えられています。しかしセルフケアでは改善が難しいため、適切な治療を行うことが必要です。
 
当院は、形成外科医専門医による家族に寄り添った治療で、汗管腫を含め幅広い疾患の治療ができます。
 
安心して通える環境が整っておりますので、ご相談ください。

あざ治療をご希望の方は、
こちらからご予約ください